奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午前中の散歩 猫ばかり

2022-01-31 20:31:25 | 奈良散策
奈良散策 第349弾


一昨日(29日)の午前中にいつもの養魚池周辺に散歩に行きました。天気はあまりよくなかったのですが、運動のために歩きました。この日はなぜか猫ばかり見ました。



最初はこんなネコを見つけました。どうやら養魚池の金魚を狙っているようです。耳に切れ込みがないので、ひょっとして飼い猫か。



やはり、前足を伸ばして金魚を捕ろうとしています。





と、こちらに気が付いたようです。鼻に黒い模様がかかっているので、いつもこの辺で見ている猫ですね。



用水路の横を歩いていたら、急に鳥が飛び出しました。ひょっとしてタシギ?と思って、降りた場所に行ってみると、やはりタシギがいました。





タシギはちっとも動かないので、写真がどうも面白くありません。





養魚池で泳いでいたオオバンです。



と、その横を猫が歩いていました。両耳に切れ込みがあるサクラネコです。





望遠で見ていると、まっすぐこちらに向かって歩いてきます。



近くになってやっと向きを変えました。



草むらで別のネコがじっとしていました。



どんな顔をしているかと思って近寄ったのですが、ちょっと横を向いただけでまったく動きません。





さらに近づくとやっとこちらを見たのですが、やはりそれ以上動こうとしません。これは片耳に切れ込みがあります。





ため池に行ってみると、キンクロハジロがいました。





カイツブリもいたのですが、何となく寒そうです。



養魚池にはいつものイソシギがいました。



こちらを見たら、意外に怖い顔をしていました。

雑談1)オミクロン株の実効再生産数が計算できるようになったので、毎日調べているのですが、全国の新規感染者数のデータを用いると、昨日現在で1.16まで下がってきています。毎日、0.04ずつ減少しているので、このままいくと4日後には1.0になりピークアウトするはずです。その後の新規感染者数の減少速度は、感染から隔離までの時間で決まってくるので、隔離がうまくいっていると急激に減少しますが、いかないといつまでも減らないということがあり得ます。どうなるでしょう。気になるところです。

雑談2)コロナウイルスのスパイクタンパク質の先端には受容体に結合する受容体結合ドメイン(RBD)があるのですが、これが露出する開状態と露出しない閉状態があります。受容体に結合する前に閉状態から開状態に遷移するはずなのですが、それがどういうきっかけで起きるのか、文献を探し回っているのですが、まだ見つかりません。また、RBDの中には受容体結合モチーフ(RBM)という受容体にまさに結合する部分があるのですが、RBMの中でどのアミノ酸が実際に受容体と接しているのかが気になって調べています。コロナの勉強もだんだん細かい話になってきました。

薬師寺周辺散策2

2022-01-30 20:37:42 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第348弾


28日の午前中に家族と薬師寺周辺を散歩しました。この日は薬師寺には行かずに、その周辺の神社を巡り、その後、大池に行ってみるつもりでした。昨日、休ケ岡八幡宮と孫太郎稲荷神社を出したので、今日はその続きです。



薬師寺駐車場から大池に向かう途中で神社を見つけました。天満神社です。入り口には本殿が奈良市指定文化財に指定されている旨の立て札が置かれていました。それで、中に入ってみました。



天満神社というので菅原道真公を祀っているのでしょう。瓦が梅マークになっていました。(追記2022/01/31:ネットで調べてみると、このような紋を神紋と呼ぶようです。この場合は梅紋になるのですが、花弁と花弁の間の雄蕊の先が尖っているので、剣梅鉢紋といって、加賀前田家の家紋と同じになっています。大阪天満宮など多くの天満宮で使われている神紋だそうです





これが本殿です。由緒によると、正暦4年(993年)に創立され、本殿は室町時代の1478年に建立されたとのことです。



境内には牛の像も置かれていました。



しばらく歩くと大池に到着しました。この池越しに薬師寺五重塔を撮ると絵になるというところです。(追記2022/01/31:薬師寺のホームページによると、「東塔には屋根が6つありますが、内部は三層になっており三重塔です。下から1,3,5番目の小さな屋根は裳階(もこし)と呼ばれる飾り屋根で、各層に裳階がつけられた塔は薬師寺だけです。」とのことです。西塔も同じく三重塔でした





先日の若草山焼きのときにはきっとカメラマンが集まっていたことでしょう。こんな角度から撮ったのでしょうね。



池にはカモがいました。これはヒドリガモオオバン



そして、これはキンクロハジロ



オオバンが近くに寄ってきたので、撮りました。



電線にはシジュウカラが止まっていました。





そして、また、ヒドリガモです。上の写真は羽をたたもうとしているところです。





最初、来た道を引き返そうと思っていたのですが、ついでだから大池を一周してみることにしました。途中で、野々宮天神社という神社があったので、ちょっと寄ってみました。ここの由緒は分かりません。この辺りは「離宮ケ丘町」といって、孝謙天皇の離宮「瑠璃宮」のあったところです。

雑談)コロナの勉強の範囲が広がって大変なことになってきました。ワクチンの作用を知るには免疫のことを知らねばと思って、「生命科学のためのウイルス学」の「免疫応答と回避」というところを読んでいたのですが、よく分からないので、ジェインウェイの「免疫生物学」を注文しました。おそらく、医学生の教科書になっているのでしょう、古本だとびっくりするくらい安く手に入りました。今日、届いたのですが、870頁もある大作で相当に詳しく書かれています。とても初めから読むわけにはいかないので、私にとっては教科書というよりは、参考書というところです。それにしても、医学生はこんな太い本で勉強をしないといけないのですね。

薬師寺周辺散策

2022-01-29 21:05:56 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第347弾


昨日(1月28日)の午前中に薬師寺駐車場に車を駐めて、家族と一緒に薬師寺周辺の神社巡りをしてみました。





最初に行ったのは休ケ岡八幡宮です。由緒によると、寛平年中(889~898年)に薬師寺別当の栄紹大法師が寺の鎮守として3祭神を勧請(かんじょう)したのが始まりだとか。





社殿は幾度かの天災、人災により焼失し、現在のは1603年に豊臣秀頼により新造されたもので、重要文化財とのことです。



これは社殿側から入り口を見たところです。この日は訪れる人もなく、大変静かでした。







そのすぐ隣に孫太郎稲荷神社がありました。由緒が書かれていなかったので、はっきりとはしないのですが、栃木県佐野市に築いた稲荷社がもとで、その後、姫路城下で祀られ、寛政期に現在の場所に移ったそうです。







入り口には怖い顔をした狐像が置かれていました。これは向かって右側の狐。





そして、こちらは左側の狐です。



これが社殿です。小さいですが、何となく面白い稲荷神社でした。





稲荷神社を出ると、すぐ目の前が薬師寺の入り口になっていました。写真上が西塔、下が東塔です。





塔の上にある水煙を撮ってみました。写真上が西塔の水煙、下が東塔の水煙です。かなり凝った構造をしています。東塔の水煙は3年前に、1,300年の薬師寺歴史上はじめて新調されたようです。薬師寺も大変空いていたのですが、この日は薬師寺には行かずに、この後、大池の方に行くことにしました。





休ケ岡八幡宮や孫太郎稲荷神社の周辺は林になっていて、野鳥が飛び回っています。これはシロハラです。ミミズのようなものを捕まえていました。





そして、これはカワラヒワ



シジュウカラ



それからメジロでした。



大池に行くためにもう一度駐車場を通りました。お昼近くだったのですが、ガラガラでした。ここから先は次回に回します。

午前中の散歩 蟹川と地蔵院川の鳥

2022-01-28 20:58:01 | 奈良散策
奈良散策 第346弾


昨日の午前中、佐保川土手まで散歩に出かけました。目的は佐保川土手で行われている工事が1月31日終了予定だったのですが、様子を見に行ったのです。工事をしている方の土手では、昨年、朝早く行くとカシラダカとか、アオジとか、小鳥が餌をついばんでいる姿がよく見られました。





出かけてすぐにトビが飛んでいるところが見られたので撮ったのですが、ピントがいまいち合いません。



畑にケリがいました。今日は短時間の散歩なので、ネタを増やすために撮りました。





蟹川に着いたら、ラッキーなことにカワセミが止まっていました。じっとしていたので撮りやすかったのですが、ちょっと曇っていたので、シャープさはいまいちです。







カワセミを撮っていたら、クサシギもやってきました。この日は意外にラッキーな日でした。



そして、佐保川の東側の土手に行ってみると、驚いたことに、工事期間が3月20日まで延長されていました。でも、いつも止まっているトラックなどはもうないし、工事の人が一人いるだけなので、そろそろ工事も終わりのような気がするのですが。





それで、地蔵院川沿いを歩いてみました。意外に鳥はいません。やっとコガモを見つけました。今日は午後から会議の打ち合わせがあるので、30分ほど歩いただけで帰ることにしました。



帰りに見たモズです。



そして、工事中の土手に止まっていたツグミでした。

雑談1)今日は家族と薬師寺周辺の神社4か所と大池を一周してきました。奈良は本当に神社の多いところで、それぞれに歴史があって、神社巡りもなかなか面白いものです。大池は池越えに薬師寺の西塔と東塔が見えるので、絶好の撮影場所になっています。今回、はじめて行ったのですが、背景に若草山が見え、いかにも写真を撮りたくなる場所でした。帰りに奈良漬屋さんに寄って奈良漬を買いました。「お店、古いのですか?」と聞くと、「まだ40年しか経っていません。」と如何にも奈良らしい答えでした。

雑談2)オミクロン株がなぜ鼻、喉、上気道にだけ症状が出て、肺にまで感染が広がらないのか疑問に思っていたのですが、それについて書かれた論文が見つかりました。ウイルスが細胞に侵入するときに、細胞表面にあるTMPRSS2という膜貫通型セリンプロテアーゼが重要な役割を果たします。というのは、ウイルスのSタンパク質を開裂して、膜融合できるようにするからです。ところが、どうやらオミクロン株のSタンパク質にはTMPRSS2がうまく働かなくて、膜融合ができず、細胞の食作用によりウイルスは取り込まれているようです。デルタ株ではTMPRSS2の働きにより、膜融合で細胞内侵入をしていたので、TMPRSS2が特異的に分布している肺や気道に感染が集中していたのですが、オミクロン株はどうやらそういうことはないようです。これが肺炎にならず、比較的に軽症で済んでいる原因のようです。ウイルスにとっては、膜融合の方が食作用よりはるかに有利だとされていたのに、食作用により細胞に侵入するオミクロン株の方が感染力が強いのは、おそらく、ACE2受容体への結合がデルタ株より相当に強いのではないかと想像されます。

雑談3)イギリスでの調査結果をもとにして、オミクロン株の実効再生産数の計算がやっとできるようになりました。これによると、オミクロン株の場合は感染後、2.1日に二次感染の確率はピークになります。これまでの感染状況を解析してみると、第6波の感染拡大期に実効再生産数は3まで達していました。デルタ株では1.6程度だったので、単純に言って感染力は2倍になっています。ただ、最近は実効再生産数は急激に減少していて、このままでいくと、3-4日後には実効再生産数は1を下回り、新規感染者数もピークアウトするかもしれません。

柳澤神社~郡山城天守台

2022-01-27 21:16:15 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第345弾


昨日の午前中に家族と郡山城周辺を散歩したときに撮った写真です。昨日は鷺池~永慶寺までを出したのですが、今日はその続きで、柳澤神社~郡山城の天守台です。



永慶寺から歩いて5,6分のところにある柳澤神社に行ってみました。ここは祭神が柳沢吉保で、旧藩士らによって明治13年に創立された神社です。





途中にあったユッカの花です。ユッカはリュウゼツラン科のYucca属の総称です。





神社の本堂に寄ってお参りをしてきました。「雲外蒼天」と書かれた虎の大きな絵馬が飾られていました。コトバンクによると、雲外蒼天とは「試練を乗り越えていき、努力して乗り越えれば快い青空が望める」という意味だそうですが、不思議と国語辞典や四字熟語辞典には載っていません。韓国語と中国語の辞書も見てみたのですが、載っていませんでした。その割に、ネットで検索すると山のように引っかかります。どうしてなのでしょうね。



神社の横を通っていくと、天守台が見えてきました。郡山城の天守台は、江戸時代に描かれた絵にも天守閣が載っていなくて、天守閣が果たしてあったのかどうかずっと疑問になっていました。しかも、天守台の上に登る階段などは後世になって取り付けられたもので、上に登る方法も分かっていませんでした。2014年に出された「郡山城天守台発掘調査現地説明会資料」によると、天守閣は天守台の上に確かにあって、そこに登るには手前の付櫓台にある地階への入り口から地下を通って上がっていったとのことでした。江戸時代の歴代の城主は天守台ではなしに、今の郡山高校の場所にあった城主の居宅である二の丸屋形で政治を執り行っていたようです。



天守台から見た若草山焼きの跡です。ここからならよく見えます。





これは薬師寺の東塔と西塔です。



さらに遠方にある平城京跡にある大極殿もよく見えます。



そして、これは朱雀門です。









天守台から降りてきて、歩いていたら近くの木に鳥が止まりました。シロハラです。この日はバッチリ撮れました。





もう梅が咲き始めていました。

雑談1)コロナの勉強の続きをしようと、ワクチンの作用を調べ始めました。でも、やはり免疫について知らないとどうにもならないことが分かり、先に免疫の勉強をすることにしました。今日は「生命科学のためのウイルス学」の中の「自然免疫応答」について読んでみました。大変面白いですね。ウイルスにもまして人体には複雑な仕組みがあるようです。しばらく、こちらの勉強をしてみようと思います。

雑談2)2月初めに会議があるのですが、感染が拡大しているので、リモートでやらせてもらうことにしました。今日はそのテストを兼ねた打ち合わせをしました。リモート会議は初めてです。初め、声が聞こえないなどの問題が起きたのですが、なんとかクリアして打ち合わせが完了しました。主催者の話ではリモートの参加者と会議場に来られる参加者がいて、当日は会議場の参加者全員にタブレットを配って、会議を行うということでした。うまくいくかなぁ。