詩3674 「スパニッシュレディ」

海の向こうから小舟に乗って　あの娘はやって来たんだよ

遠いふるさとをひとり離れ　この小さな港の街へ
僕らが出会った夜の酒場に　陽気な歌が流れる
微笑みかける黒い瞳に　小さな星が揺れる

輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え

海の向こうまで赤く染まった街を　今日も僕は走る
言葉の意味など僕はいらないさ　朝まで二人で踊ろう
仲間たちは酔いどれて囃して　陽気な歌が流れる
僕と手をつなぐ黒い瞳に　小さな星が揺れる

輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え

海の向こうまで波も眠る頃　手をつないでささやいたよ
腰が曲がっても白髪が生えても　このまま二人で踊ろう
二人で踊った遠くの酒場で　陽気な歌が流れる
涙が流れた黒い瞳に　小さな星が揺れる

輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え

海の向こうから朝日が昇って　カモメたちも泣き騒ぐ
あの娘は白い小舟に乗って　波の端に消えて行く
二人で踊った酒場に今日も　陽気な歌が流れる
涙が流れて見上げた夜空に　小さな星が揺れる

輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え

腰が曲がって　白髪が生えて　小さな星を見上げる
きっと　もうすぐ　あの娘に会える　朝まで二人で踊ろう
二人で踊った酒場の跡に　横たわって目を閉じる
いつだって僕は踊っていたよ　人生のダンスさ

輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え
輪っかになって踊ろうよ　輪っかになって歌え