空にもドラマ

細川徹 五月女ケイ子 『大人の時間ですよ！』

子どもの質問に答えるという形式のバカ本。
「宗兄弟をどうやって見分けるの？」とか
「渋滞の先頭はどうなっているの？」とか
「どうしてタラちゃんは歩くと音がするの？」とか
ほんとばかだなー。

絵を描くのは楽しいな ２８

詩１１２５「人間だった」

起きてみたら。
人間だった。
どうしよう。
どうしよう。
尻尾がないよ。
角がないよ。
毛皮がないよ。
緑がないよ。
雨に打たれる自由がないよ。
土に還る死に場がないよ。
人間の身体のままで。
人間をやめるには。
どうしたらいいんだろう。

夜の帳の

魚喃キリコ 『南瓜とマヨネーズ』

女子視点型だらだら恋愛マンガ。
他のマンガもそうだけど、なんかだらだらが好きだなこの人。
黒と白と形でみせる画面構成はわりと好きなんだけどなー。

絵を描くのは楽しいな ２７

詩１１２４「ダイゴロウ」

大八車のダイゴロウ。
だいだいだいだいダイゴロウ。
時々4つ足ダイゴロウ。
変な顔して笑わせる。
ひょうきんもののダイゴロウ。
ほんとは厭世主義者なの。
諦めたがゆえのやさしさなのよ。
ホモマンガの純粋さに泣く。
だいだいだいだいダイゴロウ。
大八車に乗って行く。

彷徨

真梨幸子 『殺人鬼フジコの衝動』

気持ち悪いのに、読みたくない種類の物語なのに、早く読みたくてしかたがなくなる。いやむしろ早く読み終わりたいがために一気に読んだような感じがする。この世界から早く抜け出したかった。
最後の章で上手くまとまるが、なくてもそれはそれでこわいなあと思うな。