つまり食のレポートなんだが、値段も周りの状況も古すぎて今とのギャップが激しい。けど、読んでいるうちユーモア溢れるその文章に引き込まれて、おもしろい。
泉昌之のマンガと通ずるところがあります。貧乏くさいという点で。
すれ違い僕は。
一瞬で死に。
一瞬で生き返る。
思い出したよ。
いつだって。
今だって。
初めて会う時のよう。
それは恋だから。
山田風太郎へのインタビュー本。いろんなことについての雑多なインタビュー。
なんというか、割合達観した普通のおじいさん、か。言うことはそんなに面白くはないが、面白い人が面白い小説を書けるかというときっとそうでもないだろうから、山田風太郎の小説を読まない理由にはならない。今度読んでみようとも思う。
ぺたり。
ぺたり。
と。
廊下を歩く。
何かに向かっている。
見物か。
なめ殺しにか。
日々は喜劇。
どうしても。
真面目なほど。
ぺたり。
ぺたり。
とゆっくりと。
日々を笑いに。
日々を殺しに。
動物行動学研究家の書いた本。
遺伝レベルの子殺しや虐待の例を挙げ、それを人間の場合と対応させてみると、という試み。
テレビなんかである動物の子育てをヒューマンドラマ仕立てにしたものには僕も違和感を感じていた。擬人化が過ぎるなと。
そもそも人間も動物だし。つまりここで言う本当は怖い動物の子育ての中には人間も大いに含まれると言うことだ。