著者が僕と同年齢でしかも生まれ育った町がすぐ近くだったのでわりと驚いて買った本。
もっと実務的な本かと思っていたけど、思考・思想を中心に書いた内容だね。非常に大雑把にまとめると、世界は大きな無意識匿名レイヤーと無数の個人的レイヤーとの重なり合いでできているという。まったく迎合はできないけれど、理解はできるし僕も割合近しい考えを持っている気がする。僕の場合は他の人と関わるよりはひとりで楽しみたいと思うけどね。使命感で動くのではなく、楽しいから動くということ。
愛とか。
真実とか。
希望とか。
明日とか。
の言葉には。
嘘くさいにおいがする。
絶望とか。
暗黒とか。
革命とか。
どん底とか。
の言葉にも。
嘘くさいにおいがする。
のは僕だけだろうか。
鼻血とか。
蟋蟀とか。
夕立とか。
絵の具とか。
草履とか。
のら猫とか。
草いきれとか。
油紙とか。
黒蟻とか。
きんぴらとか。
踏切とか。
鳥の巣とか。
の言葉には。
本当がある。
と思うのは僕だけだろうか。
写真集。オーストラリア大陸の風景写真。あくまで自然の。人はおろか動物の影も見えない。
砂漠、岩、バオバブ、ユーカリ。かなわない自然がある。太古を見る。
本をたくさん読んで。
知識を溜め込んだって。
音楽をたくさん聴いて。
音を溜め込んだって。
歩いて走って筋トレをして。
身体をいくら鍛えたって。
世界のことはなにも。
分かりゃしないだろう。
けど何かをして世界を。
知ったところでその世界は。
知るべきほどのことなのか?
別冊太陽3冊
「読み語り絵本100」
「もっと読みたい おはなし絵本100」
「心をつなぐ読み聞かせ絵本100」
日経Kids+別冊 「幸せをはこぶ絵本&児童書」
安藤哲也 『Papa's 絵本』
絵本を紹介する本だね。こういうのは雑誌が紹介するありきたりのものじゃなくて、個人が好みで紹介するものの方が面白いし読んでみたくなる。