ジョークをひとつ紹介します④

　田舎に住む老夫婦が遊覧飛行機に乗ってみることにした。料金をきいてふたりは叫んだ。
「５０ドルだって、それは高い。高すぎる。」
　そこでパイロットが条件を出した。飛行中ふたりが一言もしゃべらなかったら無料にする、そのかわり一言でもしゃべったら５０ドル貰うというのだ。
　飛行が終わった。言葉は一言も発せられなかった。着陸すると、パイロットは、彼らがずっとしゃべらずにいることができるとは思わなかったと言った。
「そうじゃろう」と老人が答えた。「ほんとはあんたが勝つところだったんじゃよ。婆さんが落っこちたときは、わしゃ思わず叫びだすところだったんじゃ。」

パステル画 ４８

パステル画の４８枚目です。実は４５枚目からパステルではなくクレパスで描いてます。サクラクレパス。正確に言うとパステル画ではありませんが、まあ似てるのでゆるして。

詩１６４「ビンの魚」

薬のビン、ひとつ。
テーブルの上。
中には水。
と魚。
椅子に座り、視る。
俺とお前の間には
決定的な壁がある。
お前はその限られた世界の中で
限りなく自由で万能だ。
壁はあっても
俺とお前は同じだ。
この限られた世界の中で
俺はお前のように
自由に万能に
生きているだろうか。

板絵描きました。

板絵を描きました。約３０㎝×３０㎝。油絵です。

BOB DYLAN 『BOB DYLAN 』

買っちゃった。マイセカンドボブディランはディランのファーストアルバムです。ってへんな言い方…。
やっぱいいなぁ、ロックやなぁと思ったわけですが、今度は“ブルース”をより感じました。ハウリン・ウルフやライトニン・ホプキンスのような…。歌い方や声もそれっぽい。『追憶のハイウェイ６１』とはちょっと声が違う気がする。気のせいかな。

パステル画 ４６

パステル画の４６枚目です。

詩１６３「危険分子」

私は世界の危険分子。
紫の季節に青を集める。
黄色の盛りに白へ通う。
姉妹が何と言おうとも。
それが女王の命令でも。
私はしたいことをする。
それで私が消されても。
それで世界が滅びても。
世界と私は相容れない。
生来の性だからしょうがない。
気付いてしまったから仕方ない。
私は。
世界に合わせて生きる退屈を。
知っている。

板絵描きました。

板絵を描きました。約３０㎝×３０㎝。油絵です。

山岸涼子 『押し入れ』

山岸涼子のマンガは怖いです。オカルト的な怖さに加えて、人間の持つ醜さの部分がさらに怖いです。ときどきくだらないギャグが入ったりしてなんか飄々とした感じもありますが、それがあるからちょっとは怖さがやわらぐのかな。長編の名作『日出処の天子』も怖くて切なくて好きです。
怖いマンガで言えば、望月峯太郎の『座敷女』がぼくの中では一番です。おすすめ。でも怖がりの人は読まないでください。

パステル画 ４５

パステル画の４５枚目です。