物造庵 ものつくりあん ナラ(楢崎賢)

ものつくり人「ナラ(楢崎賢)」による
絵や作品の制作過程、自作詩の発表、その他徒然…

詩112「このひとをみよ」

2009年02月28日 05時42分45秒 | 自作詩
生物の究極。
ナマケモノ。
一日に葉っぱ四枚。
二十時間眠り。
四時間まどろむ。
愚かな愚かな。
人間どもよ。
まさに。まさに。
ナマケモノを。
みよ。
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パステル画 17

2009年02月28日 05時39分17秒 | 絵の制作過程

パステル画の17枚目です。
実は最近描いてるパステル画の中には、子どものクレヨンを使って描いたものもあります。そういうのは正確にはパステル画とは言えないけども…
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詩111「あるもの」

2009年02月28日 05時20分18秒 | 自作詩
山にあり 海になし
沈黙にあり 饒舌になし
無駄にあり 効率になし
童貞にあり 美形になし
鄙にあり 街になし
目と耳にあり 手と口になし
リュックにあり トートになし
3時にあり 0時になし
今ここにあり
ただそこになし
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土粘土 犬

2009年02月28日 05時07分57秒 | 立体作品の制作過程

つちむしをつくっている途中になぜかできた犬の頭部。つちむし10000匹つくるまでの一番の障害は他への浮気と飽き性ですな。大きいのもつくりたくなってきたし。

アップです。高さ約15㎝くらいかな。
これも乾いたら窯で焼きます。
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コンピレーションアルバム 『free soul』シリーズ

2009年02月27日 03時41分54秒 | 徒然のこと
お手軽にお得に少し昔の気持ちいいR&B音楽を聴ける『free soul』シリーズを以前よく聴いていました。でもお手軽すぎて物足りなかった(?)のか、しばらく遠のいていた足が最近また少し近づいています。やっぱりひっかかりなく抵抗なくすっと入ってくる気持ちよさがありますね。何かの邪魔にならないような。最近はコンピレーションアルバムより、ドニー・ハサウェイとかミニー・リパートンとかアイズレーブラザーズとか、単一アーティストのclassic ofシリーズをよく聴いてます。アベレージ・ホワイト・バンド、アレサ・フランクリン、ジャクソン・ファイブ、トッド・ラングレン、もちろんマーヴィン・ゲイも。ああ外タレのカタカナばっか。歌ももちろんいいですが、バックバンドの演奏もいいものが多いのです。
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詩110「冬の姉妹たち」

2009年02月27日 03時38分21秒 | 自作詩

ついにあいつがやってきたわ。
一昨日一番上のお姉さまが死んだ。
昨日は2番目のお姉さま。
今3番目のお姉さまが震えている。
明日はあたしかしら。
仕方がないこと。
私たちは
自然にくるまれているのだから。
後悔はないわ。
あたしたちは自然の中でうまく動いてた。
妹たち。
あとはあなたたちよ。
次に生まれる妹たちのため
最後の最期まであの方をお守りするのよ。
上手に動くのよ。
ただひとつ心残りがあるとすれば
もう一度だけ
恋したかったわ。
あたしには生殖機能がないけれど
いつかのあの感覚は
確かに恋だった。
世界から消え去る前に
もう一度だけ
会いたい。

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パステル画 16

2009年02月27日 03時18分09秒 | 絵の制作過程

パステル画の16枚目です。
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詩109「魂の脱皮」

2009年02月27日 03時04分13秒 | 自作詩
集中オッケー。
具合オッケー。
思念を受け取る
準備オッケー。
五感全部で
第六感で
身体全部で
受け止める。
熱くなる。
燃えてくる。
色が変わる。
形も変わる。
そっくりそのまま
入れ変わる。
一週間に一回だ。
まさに、
今だ。
魂の
脱皮だ。
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つちむし 出荷待ち

2009年02月27日 02時33分13秒 | 立体作品の制作過程

つちむしくんたち、つのばこのなかで出荷待ち状態。「やくときあついかなぁ」「どきどきするねー」などと話し合っております。

近づいて。
「やくのはまだまださきだよー」
今日は約50匹つくりました。
コメント (2)
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藤原智美 著 『検索バカ』 朝日新書

2009年02月26日 04時15分34秒 | 徒然のこと
藤原智美『検索バカ』を読みました。
僕はネット礼賛に強い疑問を持っています。すごく便利で楽しいけれど、それ以上のものは持っていないと思っています。と言いつつしっかり利用していますけどね。したたかに利用したいと考えています。
この本を読んで思い出したことがあります。西炯子という漫画家の描いた作品の中のセリフです。たしか、本を読めば読むほど自分の中はからっぽになっていく、といった意味のセリフだったと思います。その頃(高校生くらいかなぁ)はただのかっこつけの言葉だと思っていましたが、なんとなく心に留まるセリフでした。今はわりと理解できます。
情報を持つことは思考ではないということです。検索やネットサーフィンやテレビやビデオはもちろん数限りなくある本でさえ、情報に過ぎないことを忘れてはいけないと思い直しました。本を読むことは情報を持つこと。思考するきっかけにはなりますが、それ自体は思考ではないということです。
「よく本読んでるね」と言われることがあります。そんなとき、なんとなく思いついた言葉で「本を読むくらいしかできなくって」という返事をすることがあります。自分でもなんとなく言っていた言葉の意味が分かりました。本を読むことに深い思考は必要ないからです。だから忙しくても本なら読める。

この本の中にカフカの話が出てきます。カフカの創作は沈黙から生まれた、というふうに僕は理解しました。何も無い時間、空想・妄想する時間を大切にしようと思った次第です。でも本を読むのは単純に好きなことなのでもちろんこれからもたくさん読みたいと思います。買ったけど読んでない本はどんどん溜まっていくし…。
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