フリーライターの著者がネット上に古本屋を開業して経営していく顛末を本にしたもの。裁判所傍聴記録よりこっちのほうが好感持てるなあ。
本気で取り組んでいる様子がよくわかる。裏話が面白い。僕も古本屋になりたい人です。
じゃんじゃんじゃんじゃん。
やいてるよ。
あぶらをひいたフライパン。
不安も不満もぜんぶのせ。
かりかりになるまで。
くろこげになるまで。
じゅーじゅーじゅーじゅー。
やいてるよ。
フライパンをひるがえし。
幸福も未来もぜんぶのせ。
やいてやいて。
しなしなになるまで。
安心があるから不安もあるんだ。
まだ来てないから未来なんだ。
ぼーぼーぼーぼー。
もえてるよ。
よるのたきびに見入ってる。
言葉なんてみえないものより。
そんなものよりも。
このコレクションはすごいな。
イヌイットの女性たちが我が家でつくった壁かけ作品を集めてひたすら紹介している。
アップリケと刺繍の技法で、写実的なものからデフォルメ色の強いものまでさまざま。どれも独特の味があってオランダ素朴派絵画を思い出したよ。
「赤ちゃんをおぶって魚釣り」が一番好きだった。魚の血を赤い糸の刺繍で表現しているところ。生々しいのにかわいらしい。
いい本だ。
その植木鉢。
めくってみると。
蟻がうじゃうじゃ。
その顕微鏡。
覗いてみると。
菌がうじゃうじゃ。
その星を。
振ってみると。
人がうじゃうじゃ。
うじゃうじゃ。
うじゃうじゃ。
ひとうじゃ。
うじゃうじゃ。
よりみちパン!セシリーズ。
個性やら友達やら愛やらのだめさを語るヤング本。まあ、ギャグとして読むべきだね。ただし、本物のギャグには必ず真理が含まれているのだ。真理なんていう言葉も糾弾してるけどね。