東海テレビの特別番組を映画に仕立て直した『さよならテレビ』。
観てもすっきりしないけど、終わった後にいろいろ考えちゃうところがいい映画だと思う。
クソ社会を体現しているという意味のテレビ局内の様子がよく分かって胸糞悪くもなるが、まあそれも演出の一つだったんだなと。
うまいね。
思想信念を持っている社員が澤村くらいしか見当たらないのもまたクソ社会を体現している。
ラスト2分で映画全体をひっくり返すシーンが出てきて、それまで見てきた意味がガラリと変わる。
それからの「さよならテレビ」のテロップ。
そういうことか、という僅かばかりのカタルシス。
僕は澤村が救いになっていると思ったけど、多分観る人によって違うだろうな。
東海テレビはいいテレビ局なんだろう。
視聴率が取れないことと、企画をしっかり出さなくてもいいこと。今の時代にあってそんなテレビ局がきっといい局の条件なんだ。
テレビないから実際分からんけどね。そういえばとっくにテレビにはさよならしてた。
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