ボギーさんから勧められて観た。
すごいよかった。なんか静かな余韻に浸っている。
12年間かけて撮ったって聞くとどんな超大作かと思うけど、全然たいそれた感覚はない。さらっとしてるし、長かったなぁって感覚もない。
ただ、観終わった後は確かに12年間分くらいの深い余韻が残る。
大きな事件があるわけでも特別な家庭というわけでもない。
でも12年間の間にはたくさんの出会いと別れと変化があった。さよならだけが人生さ、ってこういうことかって感じ。
とにかく時の流れが一番の主人公という映画。時の流れがじんわりと胸の奥まで沁み込んでくる。
最後の方の会話の中でとてもいいセリフがたくさんあって、それも12年間歩んできた人生が説得力を持たせる。母親の最後のシーンも嘘がなくてよかった。
人生は映画的じゃない。だけど人生を描いた映画として突出している。
いい映画だったなぁ。
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