なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

破天荒

2012年03月18日 16時31分53秒 | 競馬

オルフェーブル2着。

勝っても負けても問題無いレースではあったけど、

その結果もさることながら、

内容に衝撃が走った。

 

スタートを決めたオルフェーヴルは、そのまま先行集団にとりつきスタンド前へ。

ゴール板を過ぎた後、スローペースに抑えきれなくなって先頭へ。

逃げるナムラクレセントの3頭分外で並走。

 

課題である池添騎手との折り合いはついていなく、

道中でも幾度となく手綱は引っ張られていた。

それでも勝てる。そう思っていたのだが・・・。

 

レースはオルフェーヴル先頭のまま3コーナーを曲がる。

そのとき異変が起きる。

池添騎手が立ち上がり、オルフェーヴルがブレーキをかける。

え?まさか故障・・・???

誰もがそう思った瞬間だったと思う。

 

3コーナーの外ラチ付近まで膨らんで走るオルフェーヴルは、

そんな状況から立て直す。

4コーナー付近でレースに復帰して、一気に外をまわり進出。

 

直線は先頭に立とうかと言うくらいの勢いだ。

さすがに早めに先頭に立っていたギュスターヴクライに半馬身及ばなかったが、

それでも2着。

やっぱり普通の馬じゃない事は証明した。

 

 

・・・

 

しかし、しかしだ。

このちぐはぐなレースは何だ。

いくらなんでもこれは酷い。

昨年の4冠馬が、年度代表馬がこんな競馬をしていてはいけない。

今回はどうやら(多分)故障も無く、

他馬に迷惑を掛けた(審議対象)のも最小限で済んだが、

大きな事故になっていたらと思うと、ゾッとする。

 

大好きな馬だからこそ、事故などに合わないように走って欲しい。

その思いはみんな同じだと思う・・・。

 

グリーンチャンネルでパトロールビデオを見ながら、

解説の人が言ってたけど、

オルフェーヴルは道中、ずっと左手前で走っていたらしい。

それが3角辺りで限界に来て、苦しくなったオルフェーヴルが、

レースをやめようとしたんではないかと。

 

ブレーキをかけた後のオルフェーヴルは右手前に変え、

一気に末脚を解放できたのではないかと。

 

もしもそれが原因なら、立てるべき対策はあるはずだ。

4冠馬といえども、自他共に認める幼い気性。

池江調教師と池添騎手に更に頑張ってもらう他ない。

 

能力は間違いなく史上最強馬レベル。

世界の名馬にも決して負ける事の無い馬だとも思う。

 

でも、今日のはそれ以前の問題。

凱旋門賞がどうのと言える状況ではないんじゃいの?と思えるほどに。

 

だから、どうかオルフェーヴルを「大人の走り」ができるようにして欲しいです。

お願いします、池江調教師、池添騎手!

 

 

なりとろが考えるのは、

今回、彼が休み明けだったと言う事。

 

今までに無いくらいのんびりさせたという話も聞くし、

トレセンに帰って来てまだ1カ月もたってない状況だった。

 

稽古の本数はすくなかったが、

それでも稽古はかなり良かったし、

身体も十分レースに耐えうるものになっていたとは思う。

でも、肝心の中身がどうだったのかな・・・と。

精神的に、まだ休みボケしてたんではないかなぁ・・・と。

 

これほどレースで気性が前面に出て来るお馬だけに、

普通休み明けはマイナスにはならない気はするけど、

オルフェーヴルに限っては『レースの仕方』を忘れてしまうんじゃないかな・・・と。

 

だから、今回一度叩いた事によって、

次のレースではちゃんと学習し直すんじゃないかなと思うのです。

 

出来ればオルフェーヴルは完全休養と言う形ではなく、

短期放牧するけど完全には緩めない方がいいのではないか?と思います。

 

休ませてあげないと蓄積疲労とか、

成長を促す事が出来ないのは問題と思いますが・・・・。

 

いずれにせよ、どんな形でもいいから、

オルフェーヴルがちゃんと力を出し切れる状態になって欲しい。

せっかくの能力ですから、

せっかくの凱旋門賞制覇のチャンスですから、

今回の事で凱旋門賞を諦めることなく、

乗り越えて行けるよう、頑張って欲しいです。

 

ファンも応援していますから!!

 

 

 

 

コメント (2)
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