なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

キツかったです!・・・ファンもキツかったゾエ!!

2012年06月24日 22時04分07秒 | 競馬

今日は、オルフェーヴルの馬券(単勝)を買った。

もう二度と買う事は無いだろうと思った有馬記念以来、

実に3戦ぶりの単勝馬券。

オルフェーヴルは日本に敵無しのスーパーホースになったので、

単勝は常に1倍台前半。

これじゃあ、買いたくても買えないし。

そう言うのを超越した存在になったと思ってたから。

 

それが阪神大賞典からケチがつき、

天皇賞も大敗すると言う信じられない事態に。

宝塚記念はフタを開けてみれば、

何と3倍台のオッズになっていた。

信じられない倍率が、オルフェーヴルに不安を持つ人の多さを物語っていた。

 

出来は7割。

オルフェーヴルは、急仕上げの物足りない状態で出走した。

 

なりとろは現地へ応援へ出かけ、パドックを見た。

天皇賞の時は、仕上がりの状態こそわからなかったが、

二人曳きの内側の人に、

鼻づらをすり寄せるしぐさを何度も何度もしていた。

それが少し頻繁だったので、レース後はあれがサインだったのかな・・・と思った。

実際、菊や有馬の時のパドックではしていない。

なので、今日はそこを確認。

うん、そう言う仕草はしていない。

有馬の時と同じように、ちゃんと前を向いて引っ張るように歩いている。

ここでなりとろ、半分ほど疑心暗鬼が解けた。

 

でも返し馬。

スタンド前から1コーナーへ向かう後ろ姿をみると、

何となく小さく見える。

菊花賞で見たときは、なんかこう、もっとダイナミックな感じがしたような・・・。

少し不安がつのる。

でも、7割の出来なら能力で勝てる!

・・・と信じる(信じたい・・・かな?)なりとろは、

大丈夫、オルフェーヴルならやってくれる!と自分を励ます。

 

スタートして、前に馬を置く事に成功。

しかも、それほど後ろ過ぎないポジション。

まずは池添、グッドジョブ!

 

道中はそのまま折り合いをつけてじっと我慢。

折り合い、ずいぶん楽そうだな・・・と思ってみてると、

1000m通過 58.4秒(ネコパンチ)

これだけのペースなら掛からないよな。

 

しかし、3,4コーナーで他の馬たちが動き出すのに、

オルフェーヴルだけピクリともしない。

中段にいたのに後方へと下がって行く。

おいおいおいおいおい!

なりとろ焦ったが、良く見ると池添の手はまだ抑えたままだ。

そうしてるうちに4コーナーへと差し掛かる。

内は馬場が痛んでいるため伸びない。

なのに池添の選択はイン強襲!

 

えーーーー!?

 

なんて考えるや否や、オルフェーヴルがコーナリングを利して、

一気に先頭集団へ襲いかかる。

またたく間に前を行く馬たちを抜き去り先頭へ。

ラスト200mで勝利を確信した。

両手を突き上げて、ゴールする前にバンザイするなりとろ。

いろいろあったから、この勝利の味はまた格別だ。

 

とにかく勝てて良かった。

今日はもう、それだけでいい。

そう思ってたんだけどね。

 

家に帰って何回もレースのVTRを見ていて思った。

こんなもんじゃないな・・・と。

皐月賞、ダービー、菊花賞、有馬記念。

今まで勝ってきたG1のため息が出るような強さ。

それが、今回なかった。

そこが7分程度の仕上げなのかもしれないけど、

今日のは普通のG1ホースの勝ち方だったんだよね。

 

いくら馬場が悪いとは言え、経済コースをまわって差し切るなんざ、

オルフェーヴル本来の勝ち方じゃない。

こういう競馬をしたなら、5馬身以上は離してなければおかしいもの。

そう思えば、『7分の出来』と言うのにうなずける気がした。

他の馬たちとの差が、想像以上に大きかった故の楽勝劇。

勘違いしそうになるが、これが本来のオルフェーヴルではない。

 

まぁ、今回はこれでいいんだけどね、本音は(苦笑)

とりあえず勝てなきゃ、凱旋門賞は断念してただろうしね。。。

日本では7割か8割でも勝てる事が解ったし、

後はフランスで完ぺきに持って行けるかどうかだけ。

そこさえクリアすれば、

世界の頂点が現実味を帯びて来る。

 

100%満足、納得できない宝塚記念の内容だけど、

結果を見たなら、満点の勝利。

この勝利が、凱旋門賞へと繋がってゆくから。

 

おめでとう、オルフェーヴル。

おめでとう池添J。

とりあえず今は、ゆっくり休んで英気を養ってください。

 

さぁ、いくぞ!

凱旋門賞制覇へ!

 

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宝塚記念 当日朝・・・・仮説

2012年06月24日 09時07分30秒 | 競馬

池江調教師の7割発言。

これはかなり影響力があって(当たり前だが)、

各スポーツ紙、専門誌のどこを見ても、

オルフェーヴル実力は認めても今回は厳しい・・・と言う評価。

確かに、調教師のコメントは重要な予想ファクターで、

昨日なんか、『良くてそこそこ、悪ければ惨敗』とまで言っている。

ここまで言われると、予想する立場なら重い印はつけられない。

 

 

でも、ちょっと待って。

今週に入ってからここでも再三書いているように、

7割の出来で、勝算がないのに本当に出走させるのだろうか?

池江厩舎には他に3頭も出走予定馬がいるのに・・・。

 

ここで、ふとある仮説が頭に浮かんだ。

あくまでも仮説、何の根拠もないのだが・・・。

 

池添騎手。

今回、不思議とも思えるほどマスコミからの取材が少ない。

前走、天皇賞の時は阪神大賞典の事もあり、

過剰とも思えるほどの取材攻勢に会っていた。

何度も逃避の事を聞かれ、

さすがにピリピリ&うんざりモードに入っていたに違いない。

騎手をやめようかと本気で考えたほどのショックだったらしい阪神大賞典後。

天皇賞は平常心で乗れる訳もなかった。

そしてあの結果(11着)。

池添はもう、落ちるところまで落ちてしまった。

その結果が今の大スランプに繋がっていると言っても過言ではない。

 

そこで池江調教師は考えた。

池添しかあり得ないオルフェーヴルの主戦。

それならば、傷付いたオルフェーヴルと同じように、

池添騎手もケアしなければイケないと。

 

池添に対する取材攻勢。

これはレースを使うと決まれば必ず加熱する。

そこで考えたのは、マスコミの目を、池江調教師に向ける・・・と言う事。

馬の調子を一番に見ているのは調教師だ。

その調教師が、馬の状態が上がらなければ使わないと言えば、

当然、調教師の発言に注目が集まる。

騎手は追い切りでしか乗らない訳だから、

インタビューがあってもそれだけで終わる。

前回は騎乗の仕方について、かなり注目された池添騎手。

プレッシャーがいかほどのものだったかは、簡単に想像がつく。

 

しかし、今回の状況ならば、ファンやマスコミの争点は馬の体調だ。

騎手の動向については、疑問が出るくらい触れられてない。

これで、池添騎手は余計な重圧なく乗れる事になる。

万が一、着順が振るわなくても、オルフェーヴルの体調は7割な訳だから、

言い訳は何とでもなる。

 

もちろん勝てば、池添の自信回復に繋がるし、

実際、昨日池添は久しぶりに2勝して気分をよくしている。

池添のコメント。

池添騎手の口からは、今回勝てないかもしれないなんて言葉は一言もない。

むしろ、調教に跨った後、

前走よりも良くなってきているとか、

本当に良かった頃に近づいてきている、と話している。

 

前向きなコメントに終始した池添騎手の言葉。

これは、彼の本心だと思う。

調子が完ぺきではなくても、強い馬は走る。

なりとろも、ずっとそう思って競馬を見てきた。

 

最初にも書きましたが、

これほどの馬を、7割の仕上げで…しかも惨敗するかもしれないのに、

ファンのためにと言うだけで本当に出走させるのだろうか?

いくら負ける可能性が高くてもファン馬券を買う。

それを解らない池江調教師ではないと思うし。

勝つ見込みの無い馬を出走させる事が、

ファンのためになる訳がないと言う事も解っているはず。

 

それでも出走に踏み切った理由。

 

かなり乱暴な仮説ではあるが、

凱旋門賞を池添で行くなら、こんな策を施す意味は十二分にあると思う。

負けても傷は浅く、

勝てばたくさんの物を手に入れられる。

 

馬券を買う立場からすれば許せない行動だけど、

オルフェーヴルを愛する者にすれば、最強の作戦。

 

さて、この仮説が正しいかどうか。

もちろん、レースの結果が出ても、

その真偽のほどは明らかになりませんけど。。。

 

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