なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

さよならオルフェーヴル!

2013年12月24日 22時20分56秒 | 競馬

オルフェーヴルが有馬記念を使って引退。

それを聞いてすぐに、東上を決め、バスと宿を押えました。

あの時はまだ凱旋門賞前だったし、

その結果如何では、使わない可能性もありました。

それでも、オルフェーヴルを、もう一度生で見たい。

オルフェーヴルの走りを、この目に焼き付けておきたい。

その一心でした。

 

オルフェーヴルが有馬記念を勝つ事が、

なりとろにとって、大事なことではありませんでした。

理由は以前にも書きましたが、

彼はもう、十分すぎるほど実績を残していて、

種牡馬生活に困ること無かったからです。

有終を飾る事は美しいけど、

もう、そこまで頑張らなくてもいいかな・・・と思っていました。

とは言っても、心のどこかで最後まで強いオルフェーヴルを見たい!

そう思ってたのも確か。

 

なのでオルフェーヴルは、

その両方をこのレースで達成してくれたのです。

いつも、なりとろの想像をはるかに超えた結果を出してきたオルフェーヴル。

最後まで、彼は彼であり続けてくれました。

 

2着に付けた着差は8馬身。

こんなど派手は勝ち方を引退レースで見せるとは、

ほんとうに、オルフェーヴルらしい最後でした。

見る者を常に驚かせ、

今までの常識を覆してきたそのレース。

これくらいのサプライズは当然だったのでしょうか(笑)

 

パドックに入ってきたときには、やけに大人しかった。

それでも周回を重ねるごとに静かに気合が乗ってきて、

騎手が乗り、本馬場での返し馬。

本当に(素人のなりとろが見ても)よく見えました。

レースは馬場を考えると澱みのないハイペース。

後方4番手は、後ろすぎる位置ではありませんでした。

道中、息を入れる事ができない流れのまま3コーナー。

各馬の騎手の手は動くのを尻目に、

気合を入れただけでグングン加速を始めるオルフェーヴル。

4コーナーの外を馬なりで進み、直線を向くとすでに先頭。

そこからは後続を離しにかかり、8馬身差の完勝。

池添を振り落とすこと無く、ちゃんと小さくウイニングラン。

オルフェーヴル劇場に、幕を下ろしました。


周りにいた馬友達からは感嘆の声が上がり、

いいものを見られたという言葉がたくさん聞かれました。

もちろん、なりとろも同じ思い。

あの場(中山競馬場)にいたみんなが、

きっと同じ思いを共有していたんでしょうね。


オルフェーヴルは、今までなりとろが応援してきた中でも稀有な存在。

愛の深さでいえば、

ムービースターやサッカーボーイ、

ナリタトップロードには及ばなかったかも知れません。

でも、オルフェーヴルは過去の応援馬とは異質の、

どう表現したらいいのかわからないのだけれど、

そういう魅力が満載な馬でした。

 

どこかに書いていましたが、

『面白い馬だった』

これが、なりとろの思いでもありました。

真似をするのは嫌だけど、

本当にその言葉が一番しっくりくるのです。


阪神大賞典後、ここに書きましたが、

挫折を味わいながら、サクセスストーリーを描いていく。

そんな3冠馬は今までいなかったのです。

強いだけじゃない。面白い馬だった。

このフレーズは、オルフェーヴルの魅力を表しているのです。


そんなオルフェーヴル。

レース後になりとろが発した最初の言葉。

『まだやれるだろ!来年も走ってくれ!』

これも、偽らざる本当の気持でした。

 

オルフェーヴルにはやり残したことがある。

凱旋門賞制覇。

世界制覇だ。

 

その夢は、またオルフェーヴルの子供たちが引き継ぐ。

なりとろの夢を次々に叶えてくれたオルフェーヴルが、

また見させてくれる夢。

オルフェーヴルの子供が、世界一になる事。

そんな夢も、きっと彼は、簡単に叶えてくれるんだろうな。

無理と思える夢を、いつも正夢に変えてくれたオルフェーヴルの事だから。

 

ありがとう、オルフェーヴル。

また、夢を頼むよ!

 

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長生きしてね!!!

コメント (2)
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