ピースがウチに来て、26日でひと月が経ちました。
ピースも家に慣れて・・・・と言いたいところですが、
まだまだ、そう簡単には行かなくて。。。
最近気づいたんですが、
ピース、あんまり笑った顔を見せない・・・?
写真、たくさん撮ってきましたが、
どれを見ても、笑っている写真がありません。
勿論、遊んでいる時や、嬉しそうなときはシッポを振るんですが、
笑顔はと言われると、あまり見た記憶がありませんでした。
何でかな・・・・。
でも、個体差があるので、笑い顔にならない子もいるのかな?
そう思っていました。
でも。
25日の夕方の散歩中。
あるワンちゃんに出会ったとき、
ピースが大喜びで、笑顔が弾けたのです。
それはもう嬉しそうな顔で、お友達と遊ぶのです。
家では見たこと無い笑顔。
うーん、何でかな。
遊んでるのにな。
何でだろう。
ピースはと言うと、
遊んでないときは、カーペットを噛んでめくる。
ティッシュを持って逃げる。
ソファーの底や痛んでいるところを噛み倒す。
おしっこシートをビリビリに破いて食べる。
とぴジョイの祭壇を荒らす。
あれだけ成功していたトイレを失敗する。
とにかく、ヨシヨシする手を本気噛みしてくる・・・。
なりとろ、疲れてしまいました。。。
そんな時、こういうブログを見つけたのです。
「問題犬と決めつけられた4ヶ月のプードルの子犬のしつけ合宿」
目から鱗でした。
ピースのいたずらを問題行動じゃないのか?
そう思っていたなりとろは、頭を思いっきり叩かれた気がしました。
どうしてピースがそういう行動を取るのか。
考えているつもりだったけど、
実は見逃していたんじゃないか?
心当たりがありました。
このブログにも書いていました。
なりとろはいつの間にか、
ピースに、とぴジョイを求めていたのです。
とぴジョイは14歳と10歳。
勿論、なりとろ家の生活に馴染んでいたし、
放っておいても問題の無い子たちでした。
でも、ピースは違う。
まだ4ヶ月。家に来てまだ、やっとひと月。
そんなピースが、なりとろ家・・・人との生活のルールをわかるはずがありません。
それなのになりとろは、
「アレをしては駄目だよ」
「これはこうしなきゃ駄目じゃない!」
「どうして噛むの!?噛んじゃ駄目でしょ!!」
「どうして言うことを聞いてくれないの?」
いつの間にか、そんな事ばかり気にして言っていたのです。
・・・とっぴーとジョイはいつも笑っていてくれたなぁ。
とっぴーはしっぽフリフリ、体で喜びを表現してくれたのに。
ジョイはなりとろの後をついて回っては、
笑顔でなりとろを癒やしてくれたのに。
あの頃は良かった。
とぴジョイがいてくれたあの時が帰ってこないなんて・・・。
なんで・・・なんで・・・
でも。ピースが悪いわけじゃない。
なりとろのミスで亡くしてしまったのに・・・。
そんなことわかってる。
そして・・・涙が止まらなくなる。。。
すると、ピースがなりとろの指を噛むのです。
何でピースは悪さばっかりするの!?
・・・そんなことを思い、なりとろは疲れてしまいました。
馬鹿ですねぇ(苦笑)
とぴジョイが亡くなって、
ピースを迎えて、
100%、ピースに愛情を注ぐと言っていたのに、
もう自分を見失っているのです。
中途半端。
とぴジョイへの想いが断ち切れないままで、
ピースと向き合い切れていない自分がいたんです。
26日。
ピースが家に来てちょうどひと月。
さっきのブログを読んで、やっと気付きました。
ピースのあの問題行動(?)は、
なりとろへの愛情表現なんじゃないか?
もっと愛して欲しい、もっと自分を見て欲しい、
その裏返しなんじゃないか・・・と。
なりとろはその気持ちを、頭ごなしに押さえつけていたんじゃないか?と。
よし、なら試してみよう。
ピースが「笑える」環境を作ろう。
ウチに迎えると決めたときの、あの気持ちを思いだしてみよう。
そう決めた26日から、ピースと思いっきり遊び、
散歩では自由に、走りたいときには走らせ、
何かに驚いて止まれば、納得して自分で動き出すまで待って、
とにかく一緒に喜び、感動し、それを体で表現してみました。
すると、効果はすぐに出ました。
その散歩から帰ってすぐ、
おもちゃで遊んでいるときに、笑顔を見せてくれました!
動きも溌剌としていて、見ているこちらが嬉しくなるほど。
カーペットを囓ることも減り、
おしっこシートを食べるのもずいぶん治まりました。
愛情が足りなかったんでしょうね。
勿論、だからと言ってすべてが解決した訳ではありません。
でも、よくよく考えてみると、
とっぴーの時も30分以上「持って来い」させられた時もありました。
ジョイがとっぴーを追いかけ回して、とっぴーを追い詰めた時、
ジョイを迎えたことを後悔したこともありました。
ピースも、たぶん一緒。
今はまだ、思うように意思疎通が出来ないけど、
これから時間はたっぷりあるんですよね。
ピースとともに歩く道は、まだスタートしたばかり。
ピースの笑顔を見るために。
なりとろは、さちこは、
本当にそれだけを考えて育てればいいんだな・・・。
そう、改めて思ったのでした。