5月5日に書いた内容を貼ります。
レインボーライン。
どうやら球節の辺りの腱とか筋に問題があるような感じ。
正直、少し・・・いや、かなりがっかりしている。
程度の軽い骨折ならば、しばらく休めば完治するし問題ない。
しかし、腱や筋なんかを痛めると・・・。
再発するリスクは高く、調教すら思い切ってやれなくなる。
昔、ヒシミラクルが繋靱帯を痛めて休養したことがある。
復帰は果たしたが、
患部に痛みが残り、レースでも早く終りたいから、
掛かるようになったと聞いたことがある。
サッカーボーイを引退に追い込んだのも繋靱帯炎。
ヒシミラクルもそう。
たぶん、レインボーラインもその部類だろう。
それならもう、引退がベストではなかろうか。
痛みと闘いながら走ることが良いとは到底思えない。
屈腱炎も、治っても再発する。
おんなじだ。
G1を勝てたことが救い。
勿論、まだまだ走って欲しい。
ようやく力を出せるようになってきたのに、
こんな仕打ちはあんまりだ。と思う。
でも、命には代えられない。
レインボーライン。
君が生きていてくれなきゃ、意味が無いよ。
まだ診断結果は出ていない。
もしも、重傷でないならそれでいい。
復帰できる程度なら万々歳だ。
でも、重い症状なら・・・
覚悟だけはしておく。
やはり、現役復帰は適わなかった。
『右前繋部浅屈腱不全断裂』
これが病名。
陣営は一縷の望みを持って、
ひと月の間、放牧して様子を見た。
奇跡的に患部が回復しないか、それに賭けた。
しかし。
結果は無情にも回復無し。
引退しか道はなかった。
でも、早速種牡馬としての道が用意された事は良かった。
命があった事と、種牡馬になれた事でほっとした安堵感。
しかし同時に、二度とターフであの雄姿を見られないという寂しさ。
これも心に重くのしかかる。
漸く、力を発揮できるようになったのに。
岩田とも息が合ってきて、G1レースをもっと勝てるはずだったのに。
ある競馬サイトのレインボーライン板で、
NHKマイルから札幌記念の間に、
「乗り方さえ良ければレインボーライン最強説」を書き込んで、
F騎手のファンにボロかすに扱下ろされた事、
天皇賞勝利でスッキリキッチリ見返せたと思ったのに。
せっかくファンも増えてきて、
こういう地味で玄人受けのする馬も、
スターホースになれると言う事を証明できそうだったのに。
すべてをあの天皇賞(淀)の1コーナーに置き去りにしたまま、
君はターフを去ってしまう。
それでも、絶望感とか喪失感とかは無かった。
最後にG1を勝てて、種牡馬になれる事が決まったからかな。
本当によく頑張った。
今までとても楽しかった。
君を追いかけ続けられた事を誇りに思うよ。
次は子ども達を追いかけるからね。
オルフェーヴルに負けるなよ!!
キッチリ怪我を治して、
次のお仕事頑張ってね!