なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

レインボーライン、引退

2018年06月06日 22時40分15秒 | 競馬

5月5日に書いた内容を貼ります。

 

 

レインボーライン。

どうやら球節の辺りの腱とか筋に問題があるような感じ。

正直、少し・・・いや、かなりがっかりしている。

程度の軽い骨折ならば、しばらく休めば完治するし問題ない。

しかし、腱や筋なんかを痛めると・・・。

再発するリスクは高く、調教すら思い切ってやれなくなる。

昔、ヒシミラクルが繋靱帯を痛めて休養したことがある。

復帰は果たしたが、

患部に痛みが残り、レースでも早く終りたいから、

掛かるようになったと聞いたことがある。

サッカーボーイを引退に追い込んだのも繋靱帯炎。

ヒシミラクルもそう。

たぶん、レインボーラインもその部類だろう。

 

それならもう、引退がベストではなかろうか。

痛みと闘いながら走ることが良いとは到底思えない。

屈腱炎も、治っても再発する。

おんなじだ。

 

G1を勝てたことが救い。

勿論、まだまだ走って欲しい。

ようやく力を出せるようになってきたのに、

こんな仕打ちはあんまりだ。と思う。

 

でも、命には代えられない。

レインボーライン。

君が生きていてくれなきゃ、意味が無いよ。

 

まだ診断結果は出ていない。

もしも、重傷でないならそれでいい。

復帰できる程度なら万々歳だ。

でも、重い症状なら・・・

覚悟だけはしておく。


やはり、現役復帰は適わなかった。

『右前繋部浅屈腱不全断裂』

これが病名。

陣営は一縷の望みを持って、

ひと月の間、放牧して様子を見た。

奇跡的に患部が回復しないか、それに賭けた。

しかし。

結果は無情にも回復無し。

引退しか道はなかった。

 

でも、早速種牡馬としての道が用意された事は良かった。

命があった事と、種牡馬になれた事でほっとした安堵感。

しかし同時に、二度とターフであの雄姿を見られないという寂しさ。

これも心に重くのしかかる。

漸く、力を発揮できるようになったのに。

岩田とも息が合ってきて、G1レースをもっと勝てるはずだったのに。

 

ある競馬サイトのレインボーライン板で、

NHKマイルから札幌記念の間に、

「乗り方さえ良ければレインボーライン最強説」を書き込んで、

F騎手のファンにボロかすに扱下ろされた事、

天皇賞勝利でスッキリキッチリ見返せたと思ったのに。

 

せっかくファンも増えてきて、

こういう地味で玄人受けのする馬も、

スターホースになれると言う事を証明できそうだったのに。

 

すべてをあの天皇賞(淀)の1コーナーに置き去りにしたまま、

君はターフを去ってしまう。

 

それでも、絶望感とか喪失感とかは無かった。

最後にG1を勝てて、種牡馬になれる事が決まったからかな。

 

本当によく頑張った。

今までとても楽しかった。

君を追いかけ続けられた事を誇りに思うよ。

次は子ども達を追いかけるからね。

オルフェーヴルに負けるなよ!!

キッチリ怪我を治して、

次のお仕事頑張ってね!

 

 

コメント
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