今や100周年を迎える世界のシマノそして世界最高峰に君臨するデュラエースになります。
その最初に出された1973年製の一次型のリアディレィラーはなぜか?それだけが、クレーンの名前で発売されました。
後にクレーンからデュラエースにそのブランド名が統一された経緯があります。
この時代はヨーロッパではカンパニョーロをはじめとした。部品メーカーが占めシマノが一流チームに入りこむ余地はしばらくはありませんでした。
やがて1980年代に入りシマノが開発したSISシステムがアメリカからようやっとヨーロッパまでその卓越した機能が認められるようになりました。
これはそのシマノの始まりになります。独自の工夫はこの時代から見られます。
他のブランドはカンパニョーロと互換性を重視する流れの中、最初から独自路線で開発が進められていきました。
この時代のディレィラーの変速レバーはまだバンド式が主力になります。
このデュラエースの変速レバーを直付けにするのにはカンパニョーロの台座と互換性が無いシマノの場合はその40年前の台座を探す必要がありました。
カンパニョーロの台座は大量に作られ今でも比較的簡単に見つけられるようです。
しかしそれがシマノとなるときわめてその入手困難になります。
それをエンメ・アッカのフレームビルダーの盛合さんを通じそれをレベルの松田自転車の工房から見つけ出さられてきました。
これで変速レバーを直付けにすると言う願いがかないました。
後にデュラエースは、EXからシマノもカンパニョーロと互換性のある共通の道を歩む事になりました。