180回木勉会は、9月28日に二和木材矢巾工場でありました。
同社は植林から伐採、製材を通しいっかん生産しています。その製材所の見学でした。
会社の取り組みについて、小笠原清貴社長からお話を伺い見学にうつりました。
1…丸太をフォークリフトで運び外皮をむく工程
2…その丸太をフォークリフトで運び切る工程
3…切った丸太を製材して製品化する工程
4…乾燥する工程
5…仕上げの工程
この一連の工程を見学しました。
土場に大量に積まれた杉の丸太がこの工程で経て製品は工務店などに販売されて家がたちます。
ここは最新の製材所で少人数で効率的な作業が見られました。
原材料の木材は県内の山林から切り出された原木になり近年は円高などにより木材市況の低迷が続き大きな課題となっています。
そんな中にあっても同社は若手社員の採用、育成に積極的に取り組み、また伐採作業の効率をすすめ最新の作業機械の導入などの取り組みをしています。
現在は国産材はとても危うい状況にあります。建築用木材もその多くが海外からの輸入によってなりたっています。
その大きな要因は価格、品質にあります。価格はとても海外から大量輸入にかないません。
品質も比較的平坦な場所に育つ外材の方が品質が安定し歩留まりもよく中々国産材はかないません。
全てを輸入すれば良いようですが、木材も限りある資源です。その国おいて熱帯雨林などの森林破壊が問題になっています。
国内においては山林の崩壊が進み昨今の台風被害の一因にもなっています。 はたしてこのまま海外の森の崩壊を招いてまでそして、手間ひま、運賃をかけてまで輸入を続けられるでしょうか?
国内の山の木を見直し再生産できる木材の供給体制がさけばれ工務店をはじめとした。そうした活動が各地であります。
このような活動に関心を持たれましたなら各県などの林野関係のホームページをごらんください。