スタイラス用のストラップを買いに行った先、分解ドナーを見てみましたらレンジファインダーがあったので捕獲。
キヤノン(以下キャノン)のA35DetaLux(デートルクス)というカメラ。
液漏れで緑青が吹いていたフラッシュ電池室接点を磨いて、例によってSS用にLR44を入れると動きました。
フラッシュも充電遅いけど充電して発光可能でした。
まあ面白いことにアンダー、オーバーの警告機能がついてまして、ファインダー内の指針がアンダーの赤に入るとシャッターが切れないという仕様です。
オートボーイなら問答無用で切れていたくせになんということだと思います。
> EV9(1/60秒、F2.8)~17(1/320秒、F20)
このとおり、SSの上は遅いくせに、スローが早いので
リコーのエルニカFよりダメダメなカメラと思う。(エルニカはセイコーEFSの4秒から1/1000切れるだったかな?*正解は500でした)
レンズ掃除しようとして順番が分からなくなっていい加減に組んでしまったけどまあいいか
写真はあとで
使い方は一般的なレンジファインダーに同じ
LR44系の電池を二個と側面接点に接触するようにアルミ箔を挟む。
フラッシュは単三一個。
あとは、巻き上げて、二重像のピントを合わせシャッターを切る
フラッシュをオンにするとポップアップして充電されます。
ちなみにフラッシュマチックなので、ピント無限遠や最短距離ではシャッターが降りません
指針がアンダーでもシャッターおりません。
写真を撮ったんですが、やっぱり大問題発生ですね
フィルム室を開けるノブから盛大に光線漏れ。
ライト当てたらその光が見えます。
しかもこれ生まれからの欠陥みたい。スペース上の問題もさておいていくらなんでもまずいでしょう
設計した人は半世紀近くのちにこうやって叩かれるとは思ってないでしょうな(もしかして当時上司に怒られたかもしれませんけど)
蓋側はプレスままです。
ノブ側にはラビリンスのラの字もありません。大体光が漏れるってわかる設計をカメラにするのはどうよ?
というわけで、光線漏れの防止加工が増えました。
直接光を当てないようにこのスペースにどうしようと思います。
モルト貼ると動きが渋くなるしなあ。紙を置くと繊維出るし悩みどころ
元通りの位置にモルト貼って我慢するかな