Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

オジサンのツボをよく押さえています

2010年09月09日 | CINEMA
宇宙戦艦ヤマト 復活篇 [DVD]

バンダイビジュアル

このアイテムの詳細を見る


「石原慎太郎原案」となっていて、一抹の不安を覚えつつ観始めましたが、けっこう面白く観られてしまいました。

随所で、オジサンのツボをよく抑えた展開、セリフまわしなどが感じられて、ぐっとくるものもありました。
また、ヤマトの波動砲は、6連発になり、メカも非常にハイテクになりました。
コンピューターといわずに、「電算機」というところが、またオヤジ心をくすぐります。

ただ、やはり、「石原慎太郎原案」だけあって、特攻や過度の自己犠牲を賛美する傾向や、戦いそのものを美化する傾向もあり、その点、少し気になりました。
先の戦争も「五族共和、八紘一宇」などの美名の下に戦われたことを忘れてはなりません。

ヤマト艦長の古代進が、宣戦布告の権限を持っているかのような表現もあり、シビリアンコントロールはどうなってるんだ?これじゃ、大戦当時の軍部の暴走と同じといわれても仕方がないじゃないか!!!なんていう、疑念も沸いくるところもありました。

さらに、「アマール星」という人類の移住先が、なんとなく、スターウォーズの、惑星「ナブー」に似ていたところも少し気になりました。

まあ、そういうところを割り引いても、楽しく観られるということで御紹介しておきます。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする