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あまり珍しくないかもしれませんが、僕の持論は、明治維新を成し遂げたときから、日米決戦は歴史的必然だというものです。
それを詳しく説明すると長くなるので、興味のある向きは、一杯やりながらじっくりお話しましょう。
しかし、第一次大戦後の不況、関東大震災、日本の金融恐慌、世界恐慌、金解禁などの一連の出来事を思い返すとき、日米決戦がなぜあの時だったのかは、やはり慎重に検討する必要があるでしょう。満州をめぐる日米間の利害対立ももう一度考え直さねばなりません。そして、なぜ日本が最も不得手な消耗戦を戦わなければならなかったのか、本当の大悪人は誰なのか(答えはもう出ているのですが)。もしかするとそんなことを考えることにより現代にも役に立つこともあるかもしれません。さまざまな先入観を捨て去り、頭を空っぽにしてもう一度考えてみることも悪いことではないのではないのかもしれません。そこに自分なりの答えが見出せれば・・・。