Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

ニッポン放送新株予約権について

2005年02月24日 | Blog徒然草
ニッポン放送の新株予約権のことが巷で話題になっていますね。

ニッポン放送の会社支配権をライブドアに奪われまいとして大量の新株をフジテレビに引き受けさせた場合、一部の者に不当に多数の株式を割り当てることになって、商法280条ノ2にある「著しく不公正な方法」にあたるのではないでしょうか。この場合、株主であるライブドアは会社に対しその新株の発行の差し止めを裁判外、裁判上で請求でき、さらにその訴えを起こすことを前提として発行差し止めの仮処分を求めることができる(民事保全法23条以下)のではないかと思います。差し止めの仮処分が出た場合(商法の教科書どおりであれば今回は仮処分の決定が出るケースです)、フジテレビ、ニッポン放送は新株の授受ができなくなります。でも、差し止めの仮処分を無視してやった場合(こういうこともありえます)、その新株発行は無効となるというのが判例通説です。しかし、商法は流動的要素が多いため、最高裁まで行って、判例変更になる可能性もあります(政府の対応を見ていると、なんとなく今回はそうなりそうな感じです)。今後予約権の差し止めの仮処分申請、本案の裁判となると思いますが、かつての忠実屋・いなげや事件を想起させ(これは敵対的買収からの防衛策としての第三者有利発行や総会決議不存在などが問題とされた事件ですが、参考になる点も多く)、僕はとても興味深く見ています。

ところで、敵対的買収からの防衛策でよく知られている方法として、パックマン、ゴールデンパラシュート、クラウンジュエル、ポイズンピルなどがあります。パックマンというのは買収相手を逆に買収してしまう方法で、ゴールデンパラシュートとは、取締役たちが巨額な退職金をもらえるように定款で定めておくことで取締役の首を切れないようにする方法です。そして、クラウンジュエルというのは、買収される会社が、資産を売却したり、巨額の負債を負うことなどによって買収のうまみを失わせる方法です。ポイズンピルとはかつては、多額の社債を転換社債や新株引き受け権付で発行しておき、株の買占めが行われると、社債の転換をしたり、新株引き受けを自社派の株主にさせたりして会社支配を阻むものです。今回の商法改正で、新株今回の商法改正で社債の発行を伴わずに新株予約権のみを発行できるようになりました。つまり、会社は負債を負わなくても会社支配の維持ができるようになったため、本来の毒薬の意味は薄れていますが、効果としては最も有効な手段かもしれません。
ちょっと報道されているところだけからは情報が乏しくてはっきりしたことはいえないので、憶測ですが、新株予約権であっても現実に新株を引き受けるには、発行株式相当額の資金が払い込まれなければならないので、新株の引き受け手のフジテレビは資金を調達しなければならないはずです。この点、たとえば、フジサンケイグループの「営業」などを引き当てに、現物出資というかたちをとることや、内部留保などの資産を取り崩して資金に充てることも理論上は考えられると思いますが、通常は資金調達して新株引き受けとなるはずです。今回、フジテレビが新株を引き受ける際の資金は約2808億円と莫大なものです。これは、フジテレビの株式時価総額約5700億円の49パーセントにも及びます。もしフジテレビが新株引き受け用に巨額の借金をする、あるいはもうしているとしたらどうでしょう。仮にライブドアの買収が成功しても、その後さらに大変な問題が残ることになるのではないでしょうか。
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ノンモラルの構造と戦後民主教育の弊害

2005年02月21日 | Blog徒然草
について、去年の交通マナーについての問題提起がされてから考えています。加藤典洋さんの著述などを何回か読んで考えをまとめていこうとしているのですが、なかなかまとまりません。でも、戦後民主教育の作り上げた日本型自由主義の壁には、この間の荒川土手のウサギたちよろしく、ノンモラルのねずみ似た人ともつかない若い生き物たちが勝手に穴を掘っては、ひょこひょこと顔を出し、「おいらは関係ねえよ」、「うるせえんだよ」と、小さな声で、ささやくのが僕には聞こえます。自由についての私見において、もうすこし考えてから書くことにします。
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量子論入門

2005年02月21日 | BOOKS
頼んでいた本がやっときました。さっそく読んで、また内容をアップしたいと思います。


量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために

サイエンス社

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オメガポイント再考

2005年02月18日 | 蜃気楼の部屋

話が宇宙にまで行ってしまったついでに、意識の変容の可能性について最近考えていることについて今日は書きたいと思います。

テイヤールドシャルダンは、全人類の思考の共時性が究極に達したとき、人類の新たな進化がはじまるといいました。僕は、オメガポイントは、別の形でやってくるんじゃないかなと思っています。
ヘミシンクというのをご存知でしょうか。人間の脳波と意識に関する研究は最近かなり進んでいます。その中で、右耳と左耳に周波数の違う音波を聞かせると、その周波数の差が脳波となって現れるということがわかってきました。アメリカの軍事技術で、リモートヴューイングという一種の透視術があるんですが、これは、湾岸戦争のときスカッドミサイルの隠し場所を見つけたりとか、最近ではフセインの居場所を探知したりするのに使われました。サイキックたちは一種のトランス状態になる必要があるのですが、そういう脳波の状態になるのに、ヘミシンクを使っています。このヘミシンクを使って、脳波をコントロールすることにより、様々な意識状態になることができます。
ロバート・モンローという人が、FBI超能力捜査官で有名なジョン・マクモニーグルという人と協力して、ヘミシンクにより様々な意識状態下で何が見えるか、どんなことが起こるかを、かなり系統的に実験し、体系化した研究があります。ロバート・モンローは、後にモンロー研究所を設立し同研究所は、彼が故人になってしまった現在でも精力的に研究や一般の人のためのセミナーを行っています。モンローは、体脱寸前の意識状態をフォーカス10と表現しています。フォーカスというのは、ある意識レベルに同期して焦点があっている状態をさすのだと思います。そのフォーカスレベルが10を超えると、眠っている状態と起きている状態のちょうど中間くらいの意識状態になり、金縛り状態ののちに体脱体験をしたりします。また、この意識状態だと、いわゆる心霊といわれるものが見えたりすることもあります。こう断言できるのは、僕自身が、体験しているからです。!!!疲れて床に就いたり、明け方に目が覚めて二度寝したりしたときに、金縛り状態を経験されたことはありませんか?そのとき、体が激しく振動することが多いはずです。この振動は、肉体と精神の周波数の不一致から起きるもので、この状態は、ものすごく怖いのですが、この振動を維持し続けることができれば、肉体から自分の意識を、スッと抜け出すことができます。宇宙の果てまで行くこともできるらしいのですが、僕は怖いので、天井まで抜けて戻ってしまいました。天井が、自分の目の前にあり、天板の模様がはっきりみえました。また、ひとりでやると戻ってこられないこともあるらしいので、要注意ですが。弟は故人なんですが、この状態のときに、よく、僕の寝床にやってきます。モンロー氏いわく、マイナスの意識はマイナスの存在をひきつける。体脱のさいに、だれでも一度は悪魔に会うかもしれないと言っています。僕の場合は、死んだ弟がほとんど必ず出てくるんです。僕は、近いうちにモンロー研のセミナーを受けてみようと思っています。受けたら、そのときの様子などもアップしたいと思います。
話を元に戻すと、こういったオカルトめいたことが、かなりの確度で再現性を伴って誰にでも体験できるように現在なっているのです。科学的解明がおってなされるだろうと思いますが、意識そのものが、特定の場に存在する光子の振動波であるとすれば、宇宙はそれこそ意識で溢れていて、肉体を伴う意識のほうが、特別な存在であることになるでしょう。
テイヤールドシャルダンは、オメガポイントに達したとき、人類は、この次元から出て行くだろうと言っていました。もしかすると、全人類的に体脱できるようになれば、僕たちは意識だけで存在できるようになるのでしょうか。これが、進化なのかもしれません。もし、肉体なしに存在できることがわかれば、これまでの物質世界に依拠していた認識は大いに変化するでしょう。
マヤの予言では、2012年12月22日にこの世界の終わりが来ると言っています。人類に終わりが来るとはいっていません。そのときにフォトンベルトの中を地球が通り、全人類的に体脱せざるを得ないような事態になるのかもしれないという人もいます。
ちなみに、別のソースから、宇宙人のワープの仕方について興味深い事を聞きました。従来、宇宙船に乗って実際に物理的なワームホールを通り抜けるのと思われていましたが、どうやら、宇宙人は、宇宙船ごと非物質化、つまり幽体になって、フォーカスレベルを上っていき、その後、今度はフォーカスレベルを徐々に下げて物質化することによって、何万光年でも移動できるのだそうです。アインシュタインが量子力学に対して提出したパラドックスのうちの、瞬時に伝わる情報のことを思い出しました。もしかしたら、科学的に説明でき、実証できるときが意外と早くくるような気がしています。

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原チャ復活!

2005年02月17日 | Blog徒然草
97年式ヤマハジョグです。きょう直してもらいました。中古で買った方が安かったかも^^;プール行くのに使います。
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