羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

PK戦……カ・ワ・グ・ッチィッ! 最後「チ」にアクセント

2007年07月23日 19時24分10秒 | Weblog
 チャンネルを切り替えた。
 まだ決着はつかないようだったので、そのまま見続けた。
 21日土曜日、夜、9時少し前のことだった。
 だんだん切迫してくる。相手方の人数は少ないらしい。
 日本は有利だったのに。

 オシムジャパンの準々決勝戦。
 監督の横顔をカメラは捉える。もう少しのところで点が入らない。
 あと3分、あと1分と刻々と時間が迫って延長戦に持ち込まれた。

「あぁ~、残念」
 日本もオーストラリアも、選手の疲れはピークに達してくる。
「あっ、また、逃しちゃったっ、惜しい!」
 ソファに横になって見ていたのだけれど、入りそうになるときは上体を起こしす。ダメだとわかった瞬間に、クッションのバッタッと倒れこむ。

 いよいよPK戦。
 オシムがロッカールームに引き上げていく後姿をカメラが追う。
 途中でも監督の横顔をアップする。

 横になっていられない。
 卓袱台の脇に置いてあるピアノの椅子に移る。
 母が姿勢が崩れるとピアノの椅子に腰かけて、姿勢矯正を行うために置いてある。いつのまにか立ったり腰掛けたりしながら応援しているのだった。

 白熱の時間は長かった。
 PK戦に監督がいると負けるというジンクスがあるらしい。
 勝ちが決まって戻ってきた監督の表情は、嬉しそうだった。しかし、手放しではなさそうだ。
 今日になってテレ朝の「新・やじうま」を見ていたら、理由がわかった。
 PK戦は、試合を運が大きく左右する。だから、それまでの間に決着をつけなければいけないのだという。なるほどそうだ。あの試合は延長の前に勝たなければいけなかった。すくなくともPK戦の前に、勝てたはずだった。

 でも、いいものを見せてもらった。
「川口、しっかり」
 私でさえ祈っていた。手を握り締めて画面に釘付けになっていた。

 とにかくお疲れ様。準決勝に向けて、心身ともにコンディションを整えてほしいと、祈っている。サッカーのことは何もわからない。しかし体力の消耗は、させたくないよね。次回も「勝ちにいく試合」を祈っている。

 なんといっても、カワグチの獲物を狙う顔・バッチッとボールを全身で受け止めた瞬間がスゴクいい。
 サッカーを見ていると、私の中のラテン系といいたい血が騒ぐ。
コメント
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