黒澤明監督の撮影助手からスタートして、様々な巨匠の撮影監督を務める。「音が語る、日本映画の黄金時代」で録音技師の紅谷愃一の話の中にしばしば登場した、現場の雰囲気を変える魔術師。
もちろん、ヒッチコックの他の作品も好きだけど、僕はこの「引き裂かれたカーテン」が好きだ。
ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースというヒッチコック映画であまりお目にかからないキャストも新鮮。
レイ・ミランド演じる主人公が不倫している妻(グレース・ケリー)を殺そうと計画するが・・・
完璧だったアリバイが次第に崩れて来る。
さすがにグレース・ケリーは美しい。
筋立ては後年製作された「刑事コロンボ」に似ている。