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木下惠介とその兄弟たち

2023年03月05日 | 映画・DVD・ビデオ


黒澤明監督作品は全て観た。溝口健二監督や三隅研次監督、増村保造監督も観ている。

なんか最近、邦画の監督にハマっているのだ。

その中でも、僕がいちばん好きな監督が木下惠介である。
「破れ太鼓」「日本の悲劇」「女の園」「二十四の瞳」などなど、日本人の「情」と日本の「風景」を撮らせたら、木下惠介の右に出る監督はいないと思っている。

1954年(昭和29年)、キネマ旬報ベストテンの第一位は「二十四の瞳」、第二位は「女の園」、第三位が黒澤明の「七人の侍」。
戦後の日本人の心に訴えかけたは木下惠介の映画だった。

静かに物語は進んでいくが、「戦争の恐ろしさ」を真正面から取り上げた「二十四の瞳」のラストシーンでは涙が溢れ出て止まらなかった。あんなに泣いたのは、野村芳太郎監督「砂の器」のラストシーンくらいだろう。

日本人の心の奥底まで響く映画を撮った木下惠介。

それゆえ、海外での評価は低かったのかも知れない。

そんな木下惠介の養女が、身内のみ知る名監督の姿を本にした、と今日の読売新聞の書評欄に書いてあった。興奮した。心が、頭が、

早速、Amazonで調べてみると、既に品薄になっている。

これは今すぐ、買わなきゃ!と思い、購入。今は本が来るのを楽しみにしている。




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