槍 孫六兼元
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槍 兼元
孫六兼元の平三角直槍。兼元同銘は多くみられるも、確かな孫六銘は少ない。孫六と同時代に、門人あるいは協力工として複数の兼元が活躍していたことを想像させる。時代背景を考えれば当然のことで、一人の兼元だけでは注文に応じられないだろう。孫六兼元の銘とそっくりの銘が刻された作が多々あるも、よく観察すれば違いは判断できる。だが、時代がほぼ同じであれば地鉄や刃文はそっくり同じようなものができる。当然だ。
孫六に関しては今回の問題ではない。この孫六兼元の槍が、ちょっと面白いのである。穂身のなかほどから下には焼き入れが施されていないのである。穂先から三寸ほどの刃と鎬にのみ焼がある。下半は何らかの理由で焼が戻ったのかというと、そうではなく、左右綺麗に揃っており自然な焼出しとなっている。元来の生ぶの焼き入れとみて間違いない。なぜこのような焼が施されたのであろうか。この点が面白いと感じたのである。□100
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槍 兼元
孫六兼元の平三角直槍。兼元同銘は多くみられるも、確かな孫六銘は少ない。孫六と同時代に、門人あるいは協力工として複数の兼元が活躍していたことを想像させる。時代背景を考えれば当然のことで、一人の兼元だけでは注文に応じられないだろう。孫六兼元の銘とそっくりの銘が刻された作が多々あるも、よく観察すれば違いは判断できる。だが、時代がほぼ同じであれば地鉄や刃文はそっくり同じようなものができる。当然だ。
孫六に関しては今回の問題ではない。この孫六兼元の槍が、ちょっと面白いのである。穂身のなかほどから下には焼き入れが施されていないのである。穂先から三寸ほどの刃と鎬にのみ焼がある。下半は何らかの理由で焼が戻ったのかというと、そうではなく、左右綺麗に揃っており自然な焼出しとなっている。元来の生ぶの焼き入れとみて間違いない。なぜこのような焼が施されたのであろうか。この点が面白いと感じたのである。□100
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