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▲巨星墜つ、日本人より日本人らしい李登輝氏逝去
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
ここ数日、李登輝氏が危篤であるとの新聞報道が気になってはいましたが、ついに巨星墜つ、97歳の大往生でした。
終戦まで日本人としての教育を受け、日本の内地で出征した、自他ともに認める、超がつくほどの親日政治家でした。
氏が政治家引退後、日本の雑誌に寄稿した記事を何本も読みましたが、気骨の有る昔の日本人、という思いを強くいだきました。
氏の飛び抜けた功績は、なんと言っても台湾の政治を民主化(台湾化)したことでしょう。
本土の中共は、秦の始皇帝以来の「皇帝システム」を今に至るまで採用しており、香港の自治さえ認めません。
また、李登輝総統以前の台湾も、永らく国民党の上に蒋介石親子をいただく「皇帝システム」でした。
今朝の産経新聞に、李登輝氏がどのようにして台湾の外省人「皇帝システム」を骨抜きにして、台湾人が台湾政治の主導権を取り戻したか解説していましたが、気骨があるばかりでなく、優れた政治的手腕を発揮した抜群のリーダーでありました。
国民党時代の歴史教科書を改善、本土の歴史ばかりでなく、台湾史についての記述を増やし、日本の台湾統治を客観的に記すことにより、若年層にも親日家が多い理由になっているそうです。
私が台湾を初めて友人と訪問したのは20代で、李登輝総統下の1989年でした。
当時は、日本が台湾を数十年に亘り植民地支配した上、現在(当時)も経済的な植民地にしているので、台湾人の日本人に対する感情は極めて悪い、と教えられており、最初は町中を散策するにしてもおっかなびっくりなところがありました。
しかし、故宮博物館に行くために乗ったタクシーでは、どうやら我々が日本人であると知ったドライバーが、その年に亡くなった美空ひばりの曲をカースレテオにわざわざかけてくれるという心遣いを見せてくれました。
また町中では、祖父母世代の方に何度も流暢な日本語で話しかけられ親切にされた思い出ばかりで、圧倒的大多数の台湾人が親日であることを実感しました。
当時も李登輝総統が日本の教育を受けた台湾人であることは知っておりましたので、とても親切だった、日本の教育を受けた祖父母世代の台湾人たちと李登輝総統のイメージが強力に結びつき、今に至るまで良い印象を持ち続けているのです(その後仕事で台湾に行くことが何度もありましたが、嫌な思いは一切ない、というのもありますが)。
さて、ここ10年ばかりは日米において露骨な親中政治家ばかり跋扈し、政治の世界では爪弾きにされる場面の多かった台湾ですが、トランプ大統領の出現と、領土拡張の野望を隠さなくなった中共が武漢ウイルスを隠蔽し、欧米で武漢ウイルスが蔓延したことによって風向きがまさに一変しました。
日本でも、和歌山県民の一部以外は台湾の味方ではないでしょうか?
こういう状況下で逝くことが出来たのも、そういう星の下に生まれた、ということなのかもしれません。
ご冥福をお祈りします。
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