▲「妻、小学生になる」今期の一番!
だいぶ遅まきながら、終了した2022冬ドラの雑感です。
「妻、小学生になる」
今期、私が一番面白かったと思った作品です。
10年前に亡くなった恋女房が、小学生になって戻ってきた、という荒唐無稽な設定ながら、NHK朝ドラ「おちょやん」ヒロインの少女時代を演じた毎田暖乃はじめ、主要演者、堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、神木隆之介の演技がとても良く、不思議なリアリティを感じさせるドラマになっていました。
最終盤が少々失速気味なのが残念でした。
「ミステリと言う勿れ」
毎週それなりに楽しく視聴しておりましたが、最終回、あれは何?という印象が強く、かなり残念なドラマになってしまいました。
「正体(wowow)」
家人がwowowにわざわざ加入してまで見たい、というドラマがジャニーズ・KAT-TUN、亀梨君主演の当ドラマでした。
原作である染井為人の同名小説を、亀梨君主演のドラマとして仕立て直し、ドラマはハッピーエンドを迎えました。
よく出来た原作と手練れの脚本家(前川洋一)が組むと、大人の鑑賞に耐えるドラマができるのだと実感しました。
「DCU」
TBSドラマ看板枠の日曜劇場ですが、とても残念ながら、2作続けての(日本沈没に続く)低調ドラマでした。
ドラマの設定、凄腕の潜水士が地上での捜査権を持つ、というのがかなり不自然な上、回数を経るごとにしょぼくなる潜水シーンには頭痛さえ覚える程でした。
深海とか、深い湖とかでなく、水族館のプールとか、最終的には温泉の浴槽に潜るという、別に凄腕の潜水士でなくてもよいのではないか?というのが切なすぎました。
金も時間もかけて、なぜこんなつまらないドラマが出来てしまうのか、研究に値すると思うのですが、いかがでしょうか?