▲もう少しなんとかならなかったか？ ジャニオタ限定ドラマ「真夏の少年」に無粋にツッコミ
春・夏ドラマが次々最終回を迎えています。
ということで今回は、ジャニオタ限定夏ドラマ「真夏の少年」の雑感です。
TBSの春ドラマ「半沢２」「MIU404」「私の家政夫ナギサさん」の３本が企画ありきで、脚本、出演者、音楽を重視して制作され、極めて出来が良く、今期のドラマはTBSの一人勝ち、などと高く評価されていますが、これと全く正反対の手法で制作されたと思われるのが、本作、ジャニオタ限定・夏ドラマ「真夏の少年」です。
つまり、ジャニーズジュニア「美少年」たちの出演ありきで制作されたアイドルドラマ、ということです。
家人に言われるまでもなく、需要は確かにあるのでしょうが、それにしてももう少しドラマとしてなんとかならなかったか？というのが正直な感想です。
失陥間近のグアム島からタイムスリップしてきた帝国陸軍軍人の博多華丸と、ジャニーズジュニア「美少年」演じる今どきの男子高校生たちとが、ひと夏ほのぼの交流するという物語がベースなのですが、軸となるストーリーが曖昧な上に、寂れる地方商店街と地元思いだが、同性愛者を思わせる政治家・実業家、強欲な東京の資本家の陰謀、成長しておばあちゃんになった博多華丸の娘と博多華丸の邂逅、今どきの高校生たちの悩み、などのエピソードを脈絡なく取り入れている上、「美少年」たちの演技が、大声を上げて走る、程度なので各話とも印象が極めて薄く、視聴を続けるのが拷問か、と思われるほど退屈なドラマでした。
大声を上げて走る、程度の演技しかできないジャニーズジュニア出演者でも、「恋の病と野郎組」のような、私のようなおっさんでも楽しめるドラマがきちんと成立できるわけなので、「真夏の少年」スタッフのやる気が無いのか能力が足りないのか、それとも両方なのか？結局はまあそういうことなのでしょう。
不出来なドラマに真面目なツッコミは無粋かと思いますが、山田兄弟はなぜ、博多華丸を1945年に戻さないと、2020年現在生存しているおばあちゃんになった博多華丸の娘は死んでしまうと思ったのでしょうか？
博多華丸が2020年に来た瞬間におばあちゃんが消えたのであれば辻褄が合います。
消えたおばあちゃんを令和に戻すためには、博多華丸が喘息薬を持って1945年に帰らなければならない、なら話はわかるのです。
しかし、ドラマの最初からおばあちゃんになった博多華丸の娘が消えてしまうと、娘との邂逅という、見せたかった一つの重要なエピソードがなくなってしまうので、こうせざるを得なかったのでしょうが、あまりに杜撰な展開でした。
また同様に、博多華丸は1945年の何時のグアムに戻されたのでしょうか？
タイムスリップしてきた時と同じ、失陥間近のグアムに戻されても、令和の喘息薬を内地（娘）に送る手立てがもはやありません。
小説家兼シナリオライターとなった友人によると、通っていたシナリオライター育成スクールでは、とても厳しく指導されたのだそうですが、こういう不出来なドラマを見てしまうとホンマかいな、と思ってしまいます。
ピアノ ｜ フルート ※自由が丘駅南口より徒歩３分、目黒線奥沢駅より徒歩5分の駅近の音楽教室です。
東急線自由が丘駅は東急東横線と東急大井町線の乗り換え駅で、渋谷、横浜、二子玉川、大井町からのアクセスに便利です。
また、目黒線奥沢駅は目黒からのアクセスに便利です。
随時入会者募集中！ 体験レッスン無料です♪ 自由が丘大人の音楽教室
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-23-15 TEL 03-3724-5234
FB自由が丘大人の音楽教室
▲糖質オフ一回お休みの「ぶっかけ素麺」
