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新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

佐渡島 11/11〜14 最終日

2025年01月20日 10時48分42秒 | 旅行
▲新潟駅のコイン式日本酒試飲機


前夜はスナックで気持ちよく酔い、ぐっすり寝ることができました。

素泊まりのため朝食は近所の「コンビニ風」の地元商店で調達した軽食で軽めに済ませ、昼前にチェックアウトして両津港まで宿のバンで送っていただきました。

高速船に乗り予定通りに新潟港到着。
新潟駅行きのバス停に長蛇の列が出来ていたので、タクシーにて駅まで移動。

新幹線出発まで約2時間、遅めのお昼を駅ビルですませ、新潟地酒のコイン式の試飲コーナーに駆けつけました。







さすが米処・酒処の新潟、大きな壁面を覆い尽くす地酒の大群です。
調子に乗って飲みすぎて新幹線で悪酔いしては拙いので、お酒は慎重にセレクトし、ゆっくり味わいました。





天候に恵まれた気持ちよい旅行日和であったことが何よりでした。

佐渡の海岸線一周ドライブを計画されるのであれば老婆心から申し上げます。

1)佐渡一周は結構長い
移動だけで丸々一日かかると思って予定を組むべきと思います。各所を見て回ることを思えば、1日半、できれば2日は必要かと思います。

2)極狭の道路がいきなり出てくる
佐渡を一周している県道45号線は、各所に「日本一長い県道」等の看板を出して誇らしげですが、いきなり道路が狭くなり、絶対に相互交通が無理な道路が頻出し、かなり肝を冷やしました。

あまり人の住んでいない、北部海岸沿いや、南部海岸沿いは特に要注意です。
普段運転されない方は、北部・南部の海岸線のドライブは避けた方が無難です。

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佐渡島 11/11〜14 三日目 その2

2025年01月15日 12時46分38秒 | 旅行
▲北沢浮遊選鉱場


佐渡金山の見学後、我々はヘアピンカーブが連続した大佐渡スカイラインを上り、展望台を目指しました。



▲大佐渡スカイライン展望台


初日の宿の方によると、天気さえ良ければ佐渡の平野が見渡せる、とのことでしたが、生憎の霧で、その片鱗しか伺うことができませんでした。



▲北沢浮遊選鉱場

展望台で折り返して海岸線を目指し、来た道を戻ります。道中、前日の夕方見学した、北沢浮遊選鉱場を昼の光の中、もう一度見学しました。

▲佐渡島カツ丼


海岸線に沿って北を目指すのですが、これから走る相川より北にはほとんど商店がないので、食事に気をつけるよう宿の方に言われたのを思い出し、「食堂」の看板を見つけ「カツ丼」をいただくことにしました。

次の見学場所は、尖閣湾揚島です。
私は知らなかったのですが、映画「君の名は(アニメじゃない古い方)」のロケ地だそうです。

▲尖閣湾揚島


見学した時刻が強烈な逆光のため、そのギザギザぶりが私の写真ではわかりにくいので、尖閣湾揚島遊園HPの写真を貼ります。
同行の友人は、これまで走ってきた両津港から佐渡島東南の海岸線を「佐渡島のイメージと違う」と評していました、それはNHKの朝ドラ「君の名は」によるものだそうですが、この尖閣湾揚島こそ、まさに朝ドラ「君の名は」のイメージ通りのものだそうです。









▲尖閣湾揚島


尖閣湾揚島を後にひたすら海岸線を北上すること1時間、景勝地、大野亀に到着です。
海に飛び出した小さな岩の山です。









▲大野亀


麓周辺を歩いてみましたが、なかなか神秘的な感じがして、思わず鳥居を建てたくもなるよなあ、と思いました。

大野亀の後は約5分で二つ亀に到着。
こちらは海岸の遊歩道がキモのようでしたが、遊歩道を崖の上から眺めることでよしとし、そこにあったホテルで小休止しました。

▲二つ亀


二つ亀を後にした我々は、一路両津港を目指しました。
今日は両津のホテル泊まりです。





▲両津


前2泊が宿での夕食でしたので、佐渡島では都会の両津では外食しようということで、素泊まりのビジネスプランを選択し、夕方、目をつけていた居酒屋に突撃! しかし、「本日予約により満席」の張り紙が!

▲両津の寿司屋さん


そこでプランBのお寿司屋さんに移動、こちらは無事、入れることができました。こちらも相当混んでいて、つまみを地酒でゆっくり楽しんで、という雰囲気ではなく、握りを頼んで食べてとっとと店を出ました。
どうしようかと暮れた町中を二人でブラブラしていると、曰く有りげな飲み屋街に気づきました。



▲両津のスナックにて


ほとんどの店がシャッターを下ろしていたのですが、元気に営業中のスナックを見つけて入店。
空いていたカウンターに座って佐渡の地酒を注文、「金鶴」というのが出てきましたが、これがなかなか美味しい。

隣のおじさんが真っ黒く日焼けした漁師風、歯が半分くらいないので少々ビビっていましたが、そのおじさんに特に絡まれることもなく、ママさんに昔の佐渡について色々伺い、勧められるままにいろいろなツマミを食べているうちに店が満席となりました。
次のお客さんが戸を開けたのを汐に、席を譲り店を出ました。
地元でスナックに行くことなど無いのですが、旅先でのスナックというのも中々思い出深い経験となりました。



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佐渡島 11/11〜14 三日目

2024年12月14日 12時36分01秒 | 旅行
▲道遊の割戸


今日は佐渡島でのメインイベント、佐渡金銀山の見学です。

聞けば西暦1601年に山師三人が、佐渡金銀山を発見して開山したということなのですが、佐渡島に上陸後、どのようにして開山に至ったか、猛烈に知りたいと思いました。

何故って、相川の海岸線から佐渡金銀山まで直線距離で約2キロ、似たような山々が数多ある中、どうして佐渡金銀山をピンポイントで見つけることができたのか? 
どのような知見と技術が山師たちにあったのか?
私は猛烈に知りたいと思います。

当日、朝9時少し前にチェックアウトして「史跡佐渡金山」を目指して車を走らせます。

10分かからぬうちに「史跡佐渡金山」に到着。
開場が8時30分なので、駐車場の車は疎らでした。

「史跡佐渡金山」には、江戸時代に開発された宗太夫坑に、説明のためろう人形など作り付けて、分かりやすく解説した「宗太夫坑コース」と明治以降に開発された「道遊抗コース」の二通りあります。
我々は二つのコースを見学できる共通券を購入して、まず「宗太夫坑コース」に入りました。

下り勾配を歩いていくと、そこここにろう人形などがいて、ろう人形たちの会話と思われる音声が聞こえてきます。

当時は電灯照明などあろうはずが無く、灯のため、穴の中で油を燃やしながらの作業とのことで、ちょっと想像できないくらいの過酷な職場であったことでしょう。


































▲佐渡金銀山・宗太夫坑


佐渡島は「流人の島」という先入観がありました。
ずっと以前に松本清張の「佐渡流人行」を読んでいたからと思います。

しかし、金銀鉱石の採掘は高度な専門職だったそうで、罪人・流人を採掘に当たらせることは出来なかったようです。

鉱脈を下に掘り進むうち、湧水の処理という難題に立ち向かう事になり、特に技量のいらない力仕事だけという「水替人夫」、湧水を地上まで上げて捨てる、を担当させるため、江戸などで無宿人狩りをして集めた人々を佐渡に送り、強制労働させたのだそうです。流人を使ったのはこの仕事だけのようです。

「宗太夫坑コース」の終点にお土産屋さんが有ります。

地上に戻ってから、再び「道遊抗コース」に進みます。
こちらは明治期から平成まで採掘された鉱山後で、かなりリアリティを感じさせます。















▲道遊坑


仕事で釧路炭鉱の採掘現場に行ったことがあると言う友人は、トロッコに乗って1時間くらい、そこから人が乗るベルトコンベアー(マンベルトというらしい)で採掘現場に行くんだ、と言って懐かしがっていましたが、炭坑は火事や爆発が付き物の危険な現場、私は絶対に行きたくはありません。

「道遊抗コース」の最後に、「道遊の割戸」と言われる佐渡金山の山頂から下までV字に切り込んだ線を見ることの出来る場所があります。
発見した山頂の金脈を、鉱脈沿いにV字に人力で掘り進んだ跡だそうで、江戸人のパワーに圧倒されます。


▲道遊の割戸








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佐渡島 11/11〜14

2024年12月10日 18時05分42秒 | 旅行
▲佐渡島 11/11〜14



▲二日目の朝、宿の屋上から見える佐渡島の汽水湖・加茂湖と日本海


両津港へ戻りレンタカーを借りました。
佐渡島三泊ということで朝10時という、かなり遅めの出発です。

借りた車が3代目か4代目のプリウス。HVなので当初は中々操作に馴れませんでしたが、馴れればそこそこパワフルな走りを見せてくれました。さすがトヨタのベストセラー車だけあります。







▲「朱鷺センター」


最初に訪れたのは「朱鷺センター」。
鳥インフルのせいで、見学できる場所がおよそ半分に縮小されていました。

大きなケージの中で、食事後のんびり動かない朱鷺が三羽おりました。

学芸員さんのお話では、ここで育った朱鷺が、すでに250羽以上放鳥されていて、運が良ければ野生になった朱鷺を見ることが出来るとのことでしたが、「朱鷺センター」後は、あまり朱鷺がいないという、海岸線のドライブだったためか、結局「生」朱鷺を見ることが出来たのはここ、「朱鷺センター」だけでした。







▲「たらい舟」乗り場


昼食後、海岸線をドライブして小木に移動。
「たらい舟」に乗りました。
「たらい舟」は正に大きなたらいを浮かべて櫓をつけただけなので、見るからに安定が悪く、船頭さんに「漕いでみる?」といわれて友人はエッチラ漕いでみたものの、前に進めず回るばかり。

私にも「漕いでみる?」とお声掛けいただきましたが、重量級の私が下手に立ち上がるとバランスを崩して海へ転落しかねないと思い、遠慮しておきました。











▲宿根木の町並み


その後も海岸線をドライブし、宿根木に到着。
ここは江戸時代の町並みをそのまま残す、風情のある集落でした。

宿根木散策の後、西三川ゴールドパークに到着。
ここは砂金取りの体験が出来る施設です。

施設の脇を流れる川から、水と川泥を引き込んでいるのでしょうか、施設内の水路には、砂が堆積していて水がゆっくり流れているようです。

そこに洗面器状のもの入れて砂を掬い、ゆらゆら水の中で揺らしながら砂金を取るのです。

説明の人が実演してくれるので、その通りにするのですが、中腰で洗面器状のものをゆらゆら水の中で揺らすのがかなりの苦痛で、私は5分ほどでギブアップ。

残り時間は友人が砂金を発見するのを見ておりました。

が、残り時間が10分を切った頃に説明の人が再登場して、私がギブアップしているのを見て、「もう少し頑張りましょう」と言いながらざくっと砂を掬い、ゆらゆら水の中で揺らして半分くらいにしたのを私に渡し、「これでやってみて下さい」とのこと。
じっと見られていたので、致し方なく再開、そうすると二粒の砂金を発見! 無事に採取することが出来ました。

しかしながら、砂金集めは割の合わない仕事だな、と実感しました。

ゴールドラッシュ時代のアメリカで、一番儲けたのが、金を掘りに来た人たちにスコップを売った商人だ、という話を思い出しました。

▲中腰の重労働



西三川ゴールドパークを後にして、本日最後はライトアップされた、北沢浮遊選鉱場跡です。

緑の苔に覆われた「The 廃墟」という趣の場所でした。



▲北沢浮遊選鉱場跡



暗くなり、寒くもなってきた北沢浮遊選鉱場跡を後に、本日の宿まで5分ほど車を走らせました。

今日の宿も温泉付き。
食事は部屋食でなく、食堂でしたが、海産物が美味しく、かつ、お酒も美味しくてリーズナブル。

▲佐渡の地酒飲み比べセット5杯で¥600!


















▲大変美味な海産物!


宿のオーナーが原発反対派のようで、政治的な話は私と一切合いそうもないと思いましたが、宿は清潔で温泉もよく、ここにはまた来たいなと思いました。





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旧友と金山目指して佐渡島一周の旅 11/11〜14

2024年12月09日 12時07分16秒 | 旅行
▲旧友と金山目指して佐渡島一周の旅 11/11〜14


友人と佐渡島へ、3泊4日の旅をしてきました。

佐渡島に3泊するという、佐渡島密着の旅です。

11/11東京駅を出発し一路新潟へ。
新潟へ到着後、高速船乗り場までバスで移動。
無駄な時間無く、佐渡島・両津港へ到着。

上越新幹線、車内は揺れも少なく快適でした。
また、高速船・ジェットフォイル(昔は水中翼船といったはずですが、何時からか名前が変わっていました)は船特有の揺れがなく、きわめて快適で、船内では8割方の乗客がウトウトしているくらいでした。

そして16:40頃に定刻より数分遅れて到着。
宿のかたが待っていてくれる駐車場に行き、無事ランデブー成功し宿まで5〜6分の旅でした。

佐渡島は至るところに温泉が湧いていて、当夜の宿も温泉つきです。

泉質は、なにやらぬるりとするナトリウム泉ということで美肌に良いとのことでした。
当夜はこの後、部屋食で夕食をいただき、ぐっすり眠り翌日からの佐渡島一周に備えました。

▲古き良き旅館の部屋食・食が細くなったおっさんには多すぎ

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