▲ 見て損のないアクション大作!「キングダム」
自由が丘大人の音楽教室の新沼健です。
「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
家人に付き合って、山﨑賢人主演、吉沢亮助演の春秋戦国時代の秦を舞台としたアクション映画「キングダム」を鑑賞してきました。
奴隷として売られた、信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れていた。
漂は王の影武者として王宮へと召し上げられるが、王の弟の反乱による戦いで致命傷を負う。
息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで玉座を追われた漂とうり二つの政王(のちの始皇帝・吉沢亮の二役)と対面。
漂が彼の身代わりとなって殺されたのを知った信は、政王と共に玉座を奪還するために戦うことになるのだが………
中国でエキストラを大動員して撮影したという戦闘シーンは、スケールが大きく見応えがあります。
また、この映画のために撮影前からトレーニングを積んだという、山﨑賢人のアクションシーンはなかなかに切れがあり、見応えあります。「るろうに剣心」の佐藤健を彷彿させます。
家人の一押し、吉沢亮演ずる政王(のちの始皇帝)は男から見ても美しく描かれ、アクションはなかなか素早く、主演の山﨑賢人を喰う勢いです。
大沢たかお演じる王騎将軍は極めてキャラクターが立っていて存在感があります。登場シーンこそ少ないものの、極めて印象深い役でした。
長澤まさみは「こんなに美人だったかな」と思うくらい美しく描かれている上、アクションシーンも一切破綻なく、とても良い役に恵まれたと思います。
千年さんは登場シーンこそ多かったものの、今作ではあまり見どころがありませんでした。
全体として、とても良く出来た映画でした。
続編が公開されれば、また見に行く事になるのでしょう。
山崎賢人や吉沢亮のファンでなくとも楽しめる事間違いありません。ぜひとも劇場での鑑賞をお勧めします。
少し不満をあげるとすると、シーンの尺が「長い」と感じてしまう部分が多々あることと、マンガチックにデフォルメされたシーンとリアリティあるシーンとがうまくマッチしていないな、と感じさせられるシーンも多いことです。
そんな時(少し退屈と感じる時)に必ず頭に浮かんできてしまうのが「その後の始皇帝」のビジュアルです。
▲ その後の亮君? 「劉邦」の始皇帝
現在ビッグコミック連載中の「劉邦」では、始皇帝はとんでもない暴君として描かれているのですが、そのビジュアルがとても特徴的で、どういう生活をしたら亮君がこうなってしまったのだろうかという妄想が湧き出てしかたありませんでした。