▲ 映画「アナログ」を見た感想
家人がどうしても、というので、終映間近の映画「アナログ」を鑑賞してきました。
二宮和也主演、波留がヒロインの難病(?)悲恋物語です。
二宮和也、波留ともに演技が達者で役柄に良く溶け込んでいました。
二宮の友達役の桐谷健太、浜野謙太ともに良かったです。
映像もきれいで脚本も破綻なく、良く出来た映画だったと思います。
だがしかし、どうにも感情移入できず、「良く出来た映画」とは思うものの、「面白かった」とは思えませんでした。
基本的に「難病モノ」が嫌いなせいもあるのですが、まず、二宮くん、きみ、本当はこんなキャラじゃないよね? という違和感が強烈で、物語に没入することが出来ません。
家人に付き合って二宮くんが出演するバラエティ番組をよく見るのですが、長年見続けているせいか、「素」の二宮くんのイメージが私の中で完全に出来上がっていて、役柄とのギャップから、ひどく「嘘くさい」との思いを強く感じてしまいました。
「ラーゲリから愛を込めて」とか、ちょっと古いですが「硫黄島からの手紙」などは、そんなことはなかったので、より「素」に近い役柄に関して、そのような違和感を感じてしまうのでしょう。
俳優は素顔をさらしてはいけない! という昭和の名優たちを思い出してしまいました。