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日本桜草と美術の3月9日に掲載された「非常勤講師終了」から転載しました。
大阪では校長先生の仕事が、卒業式で先生が起立をしたか、しないか。また、君が代を歌ったか口元を見るのがマネージメントらしいです。
民間から校長になった人がいるらしいが、こういうことをするために校長になったのか聞いてみたいです。
私だったら「こんことをするために、校長になったのではない。」と任命者に一言いって、校長を辞めます。
『3月9日で2ヶ月に及んだ非常勤講師の仕事が終わった。1年のブランクがあったので授業になれるのに時間がかかり、やっと調子が出てきたところで終わり。突然3学期に担当者が代わって、生徒たちも面食らったようである。同じ内容であっても、前任者と私とでは授業のスタイルが全く違う。止むを得ない仕儀とはいえ、生徒たちには災難となったようである。
私にとっては、大きな声を出し、階段の上がり下りと、久し振りの運動と頭の体操になった。それに、食堂の定食も良かったし、何より昔なじんだ店でお昼を食べられたこともたのしかった。
高槻駅前地下の「亀八寿司」のB定食、上握り
富田駅南の「蕎麦切り・ほの香」の天ざるそば
それではこの講師による報酬をまとめておこう。
1時間あたりの報酬…2790円 1時間あたりの加算(通勤費)…500円
*通勤費も1時間単位で計算される。私の場合
2ヶ月分定期代 62040円/124時間=500円
使用者にとっては計算し易いかもしれないが、もし事情で授業時数が減れば通勤費に足が出ることになる。幸い今回はそうはならなかったが。
1月 支給総額 151340円 所得税 5300円 支給額146040円
2月 支給総額 194110円 所得税10600円 支給額183510円
3月 支給総額 62510円(予定)
*支給日は翌月10日
*このうち、通勤費62040円と昼ご飯代が経費である。
授業を時間単位で切り売りするこの方法は教育にはふさわしくない。その授業時間しか責任を負わないということで、授業時間以外の生徒指導を行えない。行えばそれは無償のサービスになる。こんな制度に前大阪府知事はしたのである。これをして改革と言うのであろうか、改悪ではないか。
さらに気に入らないのは、役所言葉である。「発令通知書」をもらったが、そこには「任命する」「給する」「加算する」など上から目線のもの言いが並ぶ。今日的な対等の契約と言う観点で言えば、「任命します」「給します」「加算します」とすべきところである。公務員は全体に奉仕するべき存在であると教えられたにしては、その体質にはなお「お上意識」が濃厚に残っているというべきか。』