のぶまさのヒザシマツヤマ(申松山)備忘録

日差しあふれるわが街、東松山を
日を串刺ししてる字「申」をあて
申松山でヒザシマツヤマと褒めたたえています

下水場の藻が原油に変わる日

2023年01月03日 18時45分29秒 | ニュース・記事

日本が本当に産油国になる日』というニュースがありました。
記事によると、
藻類バイオマスエネルギーは、下水処理場を使って藻を繁殖させ、
濃縮し、原油化するという画期的なプロジェクト。それが国から評価され、予算がついた。
下水処理では、有機物や窒素、リンを取り除くために膨大なエネルギーを必要とする。
その一連の処理を藻が行い、その藻を使って原油を生むというのが筑波大学教授時代から研究を進める渡邉信さんのめざす着地点。
日本全国の下水処理場がその舞台。
とのこと。

下水処理場で増殖した藻類を収穫し、
高温高圧(350℃ 200気圧)で有機物を油化する『水熱液化』という技術を使って、
原油に変換するのだそうだ。
研究されている渡邉さんは、10年ほど前に『日本を産油国にする』と言って
周りから顰蹙を買ったそうです。

汚れた生活排水・工業廃水をきれいにしながら、
その生活に工業に必要なエネルギー源を得る

いいですね!

渡邉さんは、
再生可能エネルギーももちろん重要。
しかし、たとえば、飛行機を飛ばすにあたっては、太陽光、水素などの電気エネルギーは現実的ではない
なぜならば、オイルほど高いエネルギー密度を持っている資源はないから。
たしかに電気自動車は走行時CO2は排出しないが、
その電気の資源は化石燃料や原子力であり、さらには送電で運ばれたもの

そういう意味でも、全国各地の下水資源を使い、
CO2を吸収しつつ原油を生む藻類エネルギーの意義は計り知れないと確信している。
私たちの最終ゴールは、日本で原油をつくること
それがいかに大事かは、いままさにエネルギー問題に直面していることからもわかるように、
国防上でも、生活していく上でも、きわめて重要だと考えている。
とおっしゃっています。

周囲から顰蹙を買っても地道に行われている研究こそ、日本が世界に誇れるものでしょう。
下水場の藻が原油に変わる・・・
早期に実用化されることを祈ります。


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