那覇警察署の向かい側にあった琉球銀行の裏手通り。昔は怪しい通りで、よく「宮里てんぷら」で天ぷらを購入していたので、そのお店しか印象のないところですが、令和を迎える前くらいから素敵な飲食店がポツポツとできてきました。
そして、令和３年２月初旬頃に「味噌」をコンセプトにしたお店がオープンしたことをマイレビュさんのblogで発見し、さっそく土曜日の午前中に訪問したんです。
だって、オープン時間が午前６時って書いてあるんですもん。沖縄はモーニングという時間帯にやっている飲食店は限りなく少なく、とても貴重なんですよ。まずは、朝訪問しても満足できるお店なのかチェックしてみなくてはなりませんもんね。
お店は、人気のコーヒーショップの斜め向かい側にあり、黒を基調とした外観と入口にでかでかと白の暖簾がかかり、「めぐろ」と書いてあります。
そう、外からは何のお店か皆目見当もつきません（笑）
さっそく店内へ。
店内は、店名の通り「みそ汁」の「立ち食い」という佇まいです。立ち食いスペースは３人くらいしかありませんので、テイクアウトのお客さんが多いものと思われます。
非常にお洒落な内観で、このスタイリッシュな加減は直接訪問して確認してもらいたいですね。
店内専用のメニューは、限定10食の
魚定食 1,200円
とう飯定食 850円
で、店内およびテイクアウトのメニューが、
焼きおにぎり、みそ汁セット 750円
塩むすび みそ汁セット 650円
となっています。
単品として、
焼きおにぎり 350円
塩むすび 250円
みそ汁 400円
野草茶 400円
があります。
味噌をコンセプトとしたお店は、県警本部近くの「まるたま」がありますが、かなりコンセプトが異なりますね。
今回は、魚定食を注文しました。
まず、女性スタッフが、鰹節を目の前で削り、みそ汁の器に盛ります。そして、４種類の味噌からお客が好きなのを選ぶことができ、スタッフが器に足します。
カウンターの奥に2段くらい高くなった調理場があり、そこでオーナーが調理した干物と焼きおにぎりが出来上がったタイミングで、みそ汁の器にお湯を注ぎ、魚定食が完成します。
オーナー曰く、お魚が苦手なんだそうですが、干物は魚の目利きが必要ありませんからね。
さて、最初に書いた通り、沖縄では朝から営業している飲食店が極端に少ないという問題があります。次に、ランチを含めて焼き魚を提供するお店が極端に少ないという問題もあります。そして、美味しいみそ汁を食べさせるお店も極端に少ないし、美味しいお米を利用して、美味しい焼きおにぎりを出してくれるお店は、基本、夜営業の飲食店であり、ランチやモーニング時間帯に提供してくれるお店はほとんど見かけません。
そう、これらの諸問題を一気に解決してくれるお店だと思うわけです。
朝、美味しい朝食を食べると一日の活力になるでしょ（笑）
なかなか、目の付け所が良いと思うんですよね。
そして、お店の雰囲気がこれまた良いのですよ。
沖縄的な金額からは高めなのかもしれませんが、美味しいものに対して、それ相応の対価を支払うのは当然ですから、nobuta的には良いお店ができたもんだと感心したわけです。
というわけで、朝から那覇市内で美味しい朝ご飯を食べたいと思っているリーマンやOLさんにとっては、超絶ストライクだと思います。
是非、一度訪問して、このスタイリッシュで、唸るコンセプトを感じてほしいものです。
ご馳走様でした!!!!
那覇市樋川1-30-24