近年、古民家で沖縄そばを提供するお店が増えましたが、そのスタイルを確立した沖縄そば屋といえば、首里末吉の「しむじょう」、国場の「すーまぬめぇ」、八重瀬の「屋宜屋」と、今回訪問した糸満の「真壁ちな~」だと思ってるんですよね。
「真壁ちな~」は超久々の訪問ですが、考えてみれば他の有名店も軒並み10数年訪問していないような気がします(汗)
訪問した日は、コロナ緊急事態宣言下の平日金曜日。長女が間もなく東京の大学に戻る(リモート授業が終了のため)ということで、昔ながらの「沖縄そば」(いわゆるシンプルな沖縄そば)が食べたいというリクエストに応えて、午前11時にオープンするこちらを選択しました。
「真壁ちな~」は南部観光のドライブルートにあり、観光客に大人気なスポットですが、さすがに観光客が激減という時期だったので、ガラガラです。2か所ある駐車場に車2台しか停まっていないし、それもレンタカーじゃないし・・・
そのおかげで、県民でも気軽に行けるんですけどね(「首里ほりかわ」なんかでも起こってそうですね)。
さて、密感のまったくない店内に入ります。先客は2組です。
メニューを確認すると、普通に単品でそばを頼む分には十分な安さを保っています。
だって、沖縄そばは大660円、中550円、小400円ですよ!!
しかし、セットものは概ね1,000円から1,500円くらいになるので、それが観光客向けの観光価格なんだろうと思います。
nobutaが観光客ならば
ちな~ランチ 1,550円
を注文しそうですもんね(笑)
だって、スーチカー、ポーポー、ジーマミー豆腐、沖縄そば、ジューシーなど沖縄料理7品が付いたランチなんですよ。古民家でそういうのを食べるというのが観光のだいご味って感じがするじゃないですか!
ま~観光客じゃないnobutaと長女は、普通に単品を注文することになります。
長女は沖縄そば大を注文。nobutaは期間限定の肉もやしそば大950円を注文しました。
沖縄そば大は、サイズ的にお腹をすかせた長女が十分満足する量のようです。真壁ちな~は茶処と冠があるとおり、デザートセットなどもあるので、沖縄そばが足りなければ注文するつもりでしたが、セットを頼む必要はない程度に満腹になったようです。それに、シンプルな沖縄そばが食べたい(最近の変わり種、着飾った感のある沖縄そばではダメ)という希望のとおりの沖縄そばだったようで、長女曰く「こういうシンプルなのが一番良いんだよね~。東京に帰る前にかねひでかサンエーで沖縄そばを買って帰ろう!」と感想を述べていました。
さて、nobutaの肉もやしそば大についてです。注文した際、お店のお姉さんが「量が多いですよ」と話されていたんです。それが最初の写真。角度を変えたのがこちらの写真になります。
確かに量は多いです。ただ、麺が多いというよりももやしが多いですね!
しかも、こちらの肉もやしは味があまりついていません。
最初に出てきたときに、頂上に薬味が乗っかっているんですが、炒めるときに和えていないんでしょう。お店によっては、肉もやしに味が付きまくって、出汁の旨味を完全に崩壊させている場合もありますが、こちらは出汁に絡むような味付が一切ないというパターンです。肉に味が付いているくらいかも・・・
で、食べ進めていくんですが、麺が先になくなります。そこからはもやしが器の底までしっかりと、かつ、たっぷりとあるので、出汁ともやしを絡めながら蓮華に乗っけてぱくつきました。
二郎系を好んで食べる人には物足りないとは思いますが、そうじゃない人にとっては確かに量は多いかもしれませんね。
この日は、超絶寒かったので、だだっ広い古民家の中もひんやりして震えながら食べたぶん、温かい沖縄そばがいつも以上に美味しく感じられました。
コロナが終焉して、観光客で賑わうお店に一日も早く戻ることを祈念してやみません。
ご馳走様でした!
糸満市真壁223