ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

「へえー、知らなかった!」その1

2018-01-22 22:16:00 | 日記
一昨日は、このブログ開設から2000日目だったらしいんだけど
約5年半!?…ウソでしょ!?ってカンジです(笑)
でも、甲斐バンドの薬師寺ライブの少し前から始めたんだから…「ホンマや!」(笑)

歩く3日坊主(笑)飽き性でならしたこのボクが
甲斐さん検索エンジンをフル稼働させている内にもうそんなに…としみじみ(笑)
門前の小僧、又聞き甲斐を書く…のかなあと…(笑)
読んで下さった皆さま、ありがとうございました!m(__)m

ともあれ…5年半前よりは「言葉」に興味を持ったり
新聞や雑誌を丹念に読むようになったのは確かです
という訳で…今回は、最近「へえー!」と思ったこと特集を…

まずは「朗読と読書は別のもの」という話から…
軽井沢朗読館の青木裕子さんによると…「人間の声を通すことによって
物語の世界が立体的に浮かび上がって来る
芝居が一つの空間を作るのと同じ」だそうで

前回まで「シェイクスピアは言葉が大事」…といった記事を書いていた身には
横田栄司さんが、最初に「アテネのタイモン」をお読みになった時より
「今回、改めて読んでみると
以前に感じた何倍も面白かったのは
吉田鋼太郎さんの声で読めたせいもあると思うんです」と話されていたり

翻訳家の松岡和子さんが、キャスト未定の時と同じホンでも
「役が決まって、誰(が演じる)か判ると、その俳優の声が聞こえるようになる」
…と、おっしゃっていたりしたもので、とても興味深かったです

また、明治大学の斎藤教授が…
「音読は、ある種の『解凍作業』のようなもの
特に、音読に慣れた世代の作家が書いた文章には
音読にふさわしい味わいがある
温め直して、美味しく戴くことが出来る」
…と朗読を推奨なさっているんだけど

1960年代に発表された「文豪たちによる自作の朗読」の中から
江國香織さんが、遠藤周作さんの「おバカさん」の朗読をお聴きになって

「驚くほどの早口で、奇妙な息の長さで、かなり聞き取りにくい棒読み
けれど、小説と見比べながら聞くと
あちこちで作者が文章を瞬時に微調整しながら読んでいることが判る

『改札口』という言葉が二度続けて出て来るところでは、二度目を省いているし
『痛いほど胸をしめつけた』の前には
『ふいに』が差し挟まれている
芝居のト書きっぽい部分(靴の音、下駄の音)は、思いきりよく割愛され

極めつけは『ほんとに好きでした』で
『ほんっとうに好きでした』と
わずかにだが、確かに力を込めて発音されている
聞き手には不親切だが、作品には愛のある朗読なのだった」と記されていて
外ではムリだけど、家の中で音読してみたくなりました(笑)

続いては、真偽のほどは判らない、もしかしたら都市伝説かも知れない
「エレベーターの『開』ボタンを押すと本当に延長するが
『閉』ボタンは、ただのヒマつぶしの飾り」説…(笑)

作家の本谷有希子さんは…「本当だとしたら騙されて悔しいと思いつつ
同時にナンとまあ見事なやり口であろうかと脱帽してしまった
私のようなせっかちな人間には、ボタンの一つでも与えて
何かした気にさせておけばよろしいと、誰かが判断したのだろうか

まんまと思惑通りに連打し続けて来たムダに気が遠くなり
もう二度と押すものかと心に決めたものの
1秒かそこらのヒマに耐えられず、指を伸ばさずにいられないのである

微妙な間を置いて閉まるドアを眺めながら
同じように全世界で押されている『閉』ボタンについて想像した
どこにも繋がっていないボタンの亡霊
結婚詐欺師に怒りもせず
『いい夢を見させて貰いました』という女の気持ちは、こんななのかも知れない

ただの飾りと疑いながら、死ぬまで私は
どこにも繋がらないボタンを押し続けるに違いない」…と記されているんだけど

じゃあ、サスペンスドラマやホラー映画などで
誰かに追われている主人公が、エレベーターに飛び乗り
「閉」ボタンを連打するシーンを観たら
違う意味でハラハラ、ドキドキしちゃいますねぇ…(汗)

ちなみに、奥さんの職場のエレベーターは
「開」ボタンを押し続けていても
一定の時間が経つと勝手に閉まってしまうらしい(苦笑)

そして、もうひとつ…「ファインディング・ニモ」
甲斐さん流には「ファインディング・イモ焼酎(笑)」
…で、お馴染みの「クマノミ」の話

生物学者の福岡伸一さんによると…
「もし、自然界におけるクマノミ達のふるまいをそのまま映画化したら
R指定はおろか、公開できなくなる可能性が高い」そうです(笑)

「クマノミの家族では、母が不在になると
息子のうち一番身体が大きな一匹が、すぐさまメスに性転換して
父と交わるようになってしまう」んだとか…(汗)

「ナンで『長女』じゃなくて『長男』が…!?」やら
「網にかかったニモを探すのが、ママでなくて良かった!」やら(笑)
ワケわかめな気分になりましたが(笑)

「そもそも生物にとっての性は
遺伝子を混ぜ合わせ、変化を作り出すための仕組み
その目的さえ達せられれば、手段は何でも良い」ということみたいです

ただ…昆虫の交尾を観察する際には
交尾している状態のまま、液体窒素に入れて固定するらしいんだけど

東大の野矢教授いわく…あなた、我が身に引きつけて考えてごらんなさい
交尾の最中に瞬間冷凍されて結合部を観察されるなんて
死んだ方がマシである…(いや、死んでいるのだが)

やはり、人間としての目線で考えてしまうのは仕方ないんじゃないかと…(苦笑)
コメント
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