甲斐さんが、前回の放送で「陸王」について、熱く語られていたので(笑)
「足袋屋の技 ランナーに」という記事を紹介した奥さん
原作者の池井戸潤さんが、編集者の方の愛用されている
5本指のシューズから、この小説のアイデアを思いつかれ
埼玉県行田市の「きねや足袋」をお訪ねになり
「足袋屋がランニングシューズを作るというストーリーは有り得ますか?」と取材されたところ
応対された中沢社長は、当時、地下足袋を改良した
「MUTEKI」というシューズを開発中でいらしたらしく
「怖いくらいの偶然」とおっしゃったことに
「そうなんですよ!『ガイアの夜明け』で、僕、観ました
『MUTEKI』ね、ハイ、そうです」と甲斐さん
「中沢社長が、このシューズの開発に乗り出されたのは
裸足ランニング界のトップアスリートである高岡尚司さんから
『裸足感覚のシューズを作れないか?』と相談を持ちかけられたことがきっかけで
爪先は足袋の形を残し、靴自体は紐で結ぶ「折衷型」を考案され
ソールの型が出来るたびに高岡さんが、500〜700キロを試走なさって」
…と読み進まれたトコで「えっ!?そうなんですか?
何日も走るんですね」と驚かれ
「足指の付け根や土踏まずの部分に細かな溝を入れ直し
裸足感覚を高めるという改良を繰り返された結果、5型目でようやく完成
2013年9月に発売されたみたいです
その高岡さんは、大学時代に駅伝部に所属されていたらしく
卒業後、鍼灸・指圧師として、ランナーの足を診ておられる内に
『シューズの進化の一方で、ケガを繰り返すランナーが多いことに気づいた
人間本来の走りを取り戻すシューズがあれば
ランナーのフォームを見直せるはずだと感じていた』と話されてましたが
甲斐さんが通っておられるストレッチの先生は
もしかしたら、高岡さんとお知り合いなんじゃないでしょうか?」と
かなり長いメールを読み終えられて
「たぶん、そうだと思います、ハイ
高岡さん自身か、その足袋屋の関係者か、どっちかだと思うんですけど…
これ、でも、あの…これ読むと面白いですね
『足の付け根や土踏まずの部分に細かな溝を入れ直し…』っていうのは
人間の足裏って、こう…シワがあるのね
だから…しかもまあ、平たくないから…そういう土踏まずもあって
そういうところで、デコボコしてるから
そういう溝を入れることで裸足感覚に近づくということですね?これ…
スゴイですねぇ…僕が見たのは、それです、この足袋シューズです
更に、2017年に新しい形が…新型がもう出てるという…
紐で結ぶヤツ…こうね、底からカチッと上に留める
僕、それも見ました、ハイ
えー、これ、テレ東でね『ガイアの夜明け』でやってました、行田市…
もう、あの行田市っていうのは、ホント『足袋のまち』で
もう、今ずいぶん少なくなって
10軒足らずくらい…とか、らしいんですけど…
しかも、アレですよね、池井戸さんは
実は、実話でこれをチャンと取り入れながら
それをヒントに色んな要素を足して行って
一つの物語にしてるってことですね
だから、まあ現実には、竹内涼真くんみたいなイケメンはいないし
阿川さんみたいなオバちゃんもいない(笑)…というようなことですね
まあ、素晴らしいと思います、ハイ」
…と、おっしゃってましたが、前回の放送でも
あの「シルクレイ」という「ソール」は創作だと話されてましたよね?
ただ「きねや足袋」の社長は「中沢」さんで
「陸王」の「こはぜ屋」は「宮沢」社長だったり(笑)
地下足袋を改良されたという「MUTEKI」に対しては
「足軽大将」というシルクレイを使った地下足袋が登場したり
先代の社長が開発に挑んで挫折した初代の足袋シューズは
「MUTEKI」の試作品にそっくり…といった取り入れ方をなさってます
ちなみに、2013年に発売された「MUTEKI」は
「販路の限られる足袋屋が出した割に
決して少なくない」売り上げだったらしく
池井戸さんの「陸王」が刊行されるや、注文が殺到したんだとか…
余談ですが…ドラマ「陸王」で、陸上総監修を手がけられた
青山学院大学の原監督が、箱根駅伝4連覇の翌日
恒例の日テレ「スッキリ!」に出演なさった際に
往路優勝の東海大学に続き、2位でスタートした復路の第6区で
いきなり逆転した小野田選手について
「山下り」に向いていると思い起用したと明かされ
その理由として、坂道を爪先で着地しながら下る
その勢いのまま「(足が)回転して行くんです」と説明なさってました
まあ、フツーは「下り」の勢いがつき過ぎたり、転んだりしないように
どうしてもブレーキがかかるんでしょうね?
でも…ということは、小野田選手が平地を走られる時には
自然と「ミッドフット着地」になっておられるのかなあと…?
ともあれ…「陸王」繋がりで、TBS「ビビット」にもご出演の原監督
「この時期に、日テレ以外に呼ばれるなんて…(笑)」と笑っていらしたけど
ドラマの中で務められた「解説者」役は、台本がなく
編集画像をモニターでご覧になりながらのアドリブ解説だったそうで
これには「TBSオールスター感謝祭・赤坂5丁目ミニマラソン」での
解説のご経験が生かされたみたいです(笑)
それはさておき…「ということで、ムッシュの歌をかけましょう」と甲斐さん
「この『LEGENDS』のね、仲間でもあったんですけど
僕、この『LEGENDS』やる前…1年前くらいに…ムッシュの番組入って
まだ、番組録る直前に、ナンか生ギター…坂崎くんもいたんで
ナンか、スパイダースの【真珠の涙】を全編歌ったっていうのが…
坂崎くんと2人で…ナンで、それをムッシュの前で歌ったのか
自分でもよく判んないですけど(笑)
ホントに思いがけないシーンで、ナンか忘れられない場面です、ハイ」と話され
4曲目は【四つ葉のクローバー】
昨年4月のムッシュの追悼特集の際に…
甲斐さんが、この曲のB面に収録されていた
【喫茶店で聞いた会話】をカバーなさったことがきっかけで
かまやつさんと話をされるようになったことや
【真珠の涙】は「生ギター持つと何曲かやる曲があるんですけど
これは思わずいつもやってしまう」曲で
「作詞は橋本淳さんだと思うんですけど
橋本淳さんの詞もさることながら
シンプルなコードなんだけど構成が良くて、グーッと来る」と、おっしゃるなり
「僕の浜辺に きれいな月が
のぼる夜には 戻っておくれ」と口ずさまれ
「この歌詞の流れが、凄い好きなんですよ」と
話しておられたのを思い出しました
サエキけんぞうさんと中村俊夫さんの共著「エッジィな男 ムッシュかまやつ」の
レビューを細野晴臣さんが書かれていて…
「早くも10代の頃からジャズシンガーを目指したが、不発に終わる
不本意な歌を歌わされた時期もあったという
そして時代の移り変わりと共に、カントリー&ウェスタンを経て
ビートルズに触発され、60年代末の日本のロック創成期に多大な功績を残す
スパイダースの【フリフリ】は、三三七拍子を基調にした斬新な洋楽風音楽で
歌謡曲全盛だった日本の音楽界では
異色のスマッシュヒットを放ったのが印象深かった
その後も反骨的ロック魂の旺盛なムッシュは
『生涯B級ミュージシャン』として、和風メロディに抵抗
一生を心身ともに『バンドマン』として生き抜いたと言える」
…という細野さんのお言葉通り
ムッシュご自身が…「プライドを捨てず
自然体でいられるギリギリのラインを設定して
それより下には行かない」と決めてしまえば
気後れすることなく生きてゆける
「自分のデッドラインさえ超えていれば、デカイ顔していられるのだ
しかも、その線は出来るだけ低めにして」…とおっしゃってます
拓郎さんから提供された曲が、ご自身最大のヒットとなり
事務所が「次もこの路線で」的な態度に変わった時
ご自身の好きな音楽をやるために、迷わず事務所をお辞めになったのも
この「ライン」と無関係ではないでしょうね?
余談ですが…「三三七拍子」のムッシュの曲っていうフレーズを
最近どこかで見たなあと思ったら
甲本ヒロトさんが「ロックンロールの本質」は
妄想と「ごっこ」にあるとツイートされたことに対して
佐藤剛さんが賛意を示され「だとすれば、外見だけではなく
日本の三三七拍子でロックンロールに挑んだかまやつ…」とおっしゃっていたことを思い出し
佐藤さんのツイッターを遡って探していると
「正月早々…読んでしまった」とのツイートに、このブログのことが…!?
佐藤さんが、甲斐バンドの機関紙「BEATNIK」に記されていた
映画に関するコラムを紹介させて頂いたんだけど
怒っておられないかしら…(汗)
「足袋屋の技 ランナーに」という記事を紹介した奥さん
原作者の池井戸潤さんが、編集者の方の愛用されている
5本指のシューズから、この小説のアイデアを思いつかれ
埼玉県行田市の「きねや足袋」をお訪ねになり
「足袋屋がランニングシューズを作るというストーリーは有り得ますか?」と取材されたところ
応対された中沢社長は、当時、地下足袋を改良した
「MUTEKI」というシューズを開発中でいらしたらしく
「怖いくらいの偶然」とおっしゃったことに
「そうなんですよ!『ガイアの夜明け』で、僕、観ました
『MUTEKI』ね、ハイ、そうです」と甲斐さん
「中沢社長が、このシューズの開発に乗り出されたのは
裸足ランニング界のトップアスリートである高岡尚司さんから
『裸足感覚のシューズを作れないか?』と相談を持ちかけられたことがきっかけで
爪先は足袋の形を残し、靴自体は紐で結ぶ「折衷型」を考案され
ソールの型が出来るたびに高岡さんが、500〜700キロを試走なさって」
…と読み進まれたトコで「えっ!?そうなんですか?
何日も走るんですね」と驚かれ
「足指の付け根や土踏まずの部分に細かな溝を入れ直し
裸足感覚を高めるという改良を繰り返された結果、5型目でようやく完成
2013年9月に発売されたみたいです
その高岡さんは、大学時代に駅伝部に所属されていたらしく
卒業後、鍼灸・指圧師として、ランナーの足を診ておられる内に
『シューズの進化の一方で、ケガを繰り返すランナーが多いことに気づいた
人間本来の走りを取り戻すシューズがあれば
ランナーのフォームを見直せるはずだと感じていた』と話されてましたが
甲斐さんが通っておられるストレッチの先生は
もしかしたら、高岡さんとお知り合いなんじゃないでしょうか?」と
かなり長いメールを読み終えられて
「たぶん、そうだと思います、ハイ
高岡さん自身か、その足袋屋の関係者か、どっちかだと思うんですけど…
これ、でも、あの…これ読むと面白いですね
『足の付け根や土踏まずの部分に細かな溝を入れ直し…』っていうのは
人間の足裏って、こう…シワがあるのね
だから…しかもまあ、平たくないから…そういう土踏まずもあって
そういうところで、デコボコしてるから
そういう溝を入れることで裸足感覚に近づくということですね?これ…
スゴイですねぇ…僕が見たのは、それです、この足袋シューズです
更に、2017年に新しい形が…新型がもう出てるという…
紐で結ぶヤツ…こうね、底からカチッと上に留める
僕、それも見ました、ハイ
えー、これ、テレ東でね『ガイアの夜明け』でやってました、行田市…
もう、あの行田市っていうのは、ホント『足袋のまち』で
もう、今ずいぶん少なくなって
10軒足らずくらい…とか、らしいんですけど…
しかも、アレですよね、池井戸さんは
実は、実話でこれをチャンと取り入れながら
それをヒントに色んな要素を足して行って
一つの物語にしてるってことですね
だから、まあ現実には、竹内涼真くんみたいなイケメンはいないし
阿川さんみたいなオバちゃんもいない(笑)…というようなことですね
まあ、素晴らしいと思います、ハイ」
…と、おっしゃってましたが、前回の放送でも
あの「シルクレイ」という「ソール」は創作だと話されてましたよね?
ただ「きねや足袋」の社長は「中沢」さんで
「陸王」の「こはぜ屋」は「宮沢」社長だったり(笑)
地下足袋を改良されたという「MUTEKI」に対しては
「足軽大将」というシルクレイを使った地下足袋が登場したり
先代の社長が開発に挑んで挫折した初代の足袋シューズは
「MUTEKI」の試作品にそっくり…といった取り入れ方をなさってます
ちなみに、2013年に発売された「MUTEKI」は
「販路の限られる足袋屋が出した割に
決して少なくない」売り上げだったらしく
池井戸さんの「陸王」が刊行されるや、注文が殺到したんだとか…
余談ですが…ドラマ「陸王」で、陸上総監修を手がけられた
青山学院大学の原監督が、箱根駅伝4連覇の翌日
恒例の日テレ「スッキリ!」に出演なさった際に
往路優勝の東海大学に続き、2位でスタートした復路の第6区で
いきなり逆転した小野田選手について
「山下り」に向いていると思い起用したと明かされ
その理由として、坂道を爪先で着地しながら下る
その勢いのまま「(足が)回転して行くんです」と説明なさってました
まあ、フツーは「下り」の勢いがつき過ぎたり、転んだりしないように
どうしてもブレーキがかかるんでしょうね?
でも…ということは、小野田選手が平地を走られる時には
自然と「ミッドフット着地」になっておられるのかなあと…?
ともあれ…「陸王」繋がりで、TBS「ビビット」にもご出演の原監督
「この時期に、日テレ以外に呼ばれるなんて…(笑)」と笑っていらしたけど
ドラマの中で務められた「解説者」役は、台本がなく
編集画像をモニターでご覧になりながらのアドリブ解説だったそうで
これには「TBSオールスター感謝祭・赤坂5丁目ミニマラソン」での
解説のご経験が生かされたみたいです(笑)
それはさておき…「ということで、ムッシュの歌をかけましょう」と甲斐さん
「この『LEGENDS』のね、仲間でもあったんですけど
僕、この『LEGENDS』やる前…1年前くらいに…ムッシュの番組入って
まだ、番組録る直前に、ナンか生ギター…坂崎くんもいたんで
ナンか、スパイダースの【真珠の涙】を全編歌ったっていうのが…
坂崎くんと2人で…ナンで、それをムッシュの前で歌ったのか
自分でもよく判んないですけど(笑)
ホントに思いがけないシーンで、ナンか忘れられない場面です、ハイ」と話され
4曲目は【四つ葉のクローバー】
昨年4月のムッシュの追悼特集の際に…
甲斐さんが、この曲のB面に収録されていた
【喫茶店で聞いた会話】をカバーなさったことがきっかけで
かまやつさんと話をされるようになったことや
【真珠の涙】は「生ギター持つと何曲かやる曲があるんですけど
これは思わずいつもやってしまう」曲で
「作詞は橋本淳さんだと思うんですけど
橋本淳さんの詞もさることながら
シンプルなコードなんだけど構成が良くて、グーッと来る」と、おっしゃるなり
「僕の浜辺に きれいな月が
のぼる夜には 戻っておくれ」と口ずさまれ
「この歌詞の流れが、凄い好きなんですよ」と
話しておられたのを思い出しました
サエキけんぞうさんと中村俊夫さんの共著「エッジィな男 ムッシュかまやつ」の
レビューを細野晴臣さんが書かれていて…
「早くも10代の頃からジャズシンガーを目指したが、不発に終わる
不本意な歌を歌わされた時期もあったという
そして時代の移り変わりと共に、カントリー&ウェスタンを経て
ビートルズに触発され、60年代末の日本のロック創成期に多大な功績を残す
スパイダースの【フリフリ】は、三三七拍子を基調にした斬新な洋楽風音楽で
歌謡曲全盛だった日本の音楽界では
異色のスマッシュヒットを放ったのが印象深かった
その後も反骨的ロック魂の旺盛なムッシュは
『生涯B級ミュージシャン』として、和風メロディに抵抗
一生を心身ともに『バンドマン』として生き抜いたと言える」
…という細野さんのお言葉通り
ムッシュご自身が…「プライドを捨てず
自然体でいられるギリギリのラインを設定して
それより下には行かない」と決めてしまえば
気後れすることなく生きてゆける
「自分のデッドラインさえ超えていれば、デカイ顔していられるのだ
しかも、その線は出来るだけ低めにして」…とおっしゃってます
拓郎さんから提供された曲が、ご自身最大のヒットとなり
事務所が「次もこの路線で」的な態度に変わった時
ご自身の好きな音楽をやるために、迷わず事務所をお辞めになったのも
この「ライン」と無関係ではないでしょうね?
余談ですが…「三三七拍子」のムッシュの曲っていうフレーズを
最近どこかで見たなあと思ったら
甲本ヒロトさんが「ロックンロールの本質」は
妄想と「ごっこ」にあるとツイートされたことに対して
佐藤剛さんが賛意を示され「だとすれば、外見だけではなく
日本の三三七拍子でロックンロールに挑んだかまやつ…」とおっしゃっていたことを思い出し
佐藤さんのツイッターを遡って探していると
「正月早々…読んでしまった」とのツイートに、このブログのことが…!?
佐藤さんが、甲斐バンドの機関紙「BEATNIK」に記されていた
映画に関するコラムを紹介させて頂いたんだけど
怒っておられないかしら…(汗)