ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

「あなたなら、どうする?」その4

2018-01-30 13:35:00 | 日記
もう何十年も前になりますけど
甲斐さんが「文化も価値観も溢れ過ぎ」で
「何がイイのか、何がワルイのか、わかんなくなっちゃってる
そんな意味も含めて、今一番オモシロイのは子供だね

精神が柔軟な分だけ、社会の空気を察知する本能が、まんま出てるっていうか
『社会を映すリトマス試験紙』だなと思う」とおっしゃいつつ

「だけど、もちろん子供の教育っていう部分では
『ガキはガキなんだ』っていう風にハッキリね
教えないで甘やかしちゃうから良くないわけ
子供に対して平等な扱い方をするのは良いのよ
一人の人権、持ってるんだからさあ

でも、そのことと『大人』と『子供』の区別を
ゴッチャにしてる大人たちが多いんだよ
子供っていうのは、いわゆる『社会の習慣やワク』を知らない分だけ勝手でもあるからさ
差別とは違う区別、これはハッキリしていかんとね」と話されてました

今は少子化が進み、ご両親はもちろん、祖父母にあたる皆さんも
一人のお子さんに注がれる愛情が厚く深くなっておられる一方で
「子供お断り社会」の壁も高くなっているみたいで(汗)

昔から、大人が落ち着いて楽しむ場所…
レストランやバー、美術館や観劇、甲斐バンドのライブ(笑)…などに
子供を連れて来るのは如何なものか?という「定番」の苦情はあるけど

今や「公園で遊ぶ子供の声がうるさい」と学校に通報する方や
保育園の立地に反対する住民の方がおられたり
バスの中で「泣き声が他の乗客の迷惑になるから」と
運転士さんから下車するよう言われたり…と
子供を社会から排除しようしているとしか思えない状況になってるらしい(汗)

まあ、ボクも電車の中で走り回ったり
つり革や手すりにブラ下がって遊んだりする子供に
イラッとすることもなくはないですが
その気持ちの矛先は、当の子供たちではなく
保護者の方や引率の先生の態度に向いています

ボクの子供の頃のように、見知らぬ大人が注意する…どころか
子供に声をかけることすら憚れる時代だからこそ
保護者の方には、チャンと叱って欲しいと思うんだけど
おしゃべりやスマホに夢中で、周囲の空気が読めてないのを見ると
「ざけんなよ!」と心で罵倒してしまったりして…(汗)

でも「泣いている子供の横でスマホを触っている親の中には
駅のトイレやエレベーターの位置を確認している人もいる」と聞いて
「あ、ごめんなさい!」と思いつつ
「親に『申し訳なさそうにしている顔』を求め」てしまいます(汗)

これは、子供連れの方に限らず
優先座席に座ることや席を譲られるのが
「当然」といった態度の方を見た時にも感じるんだけど…
どうも、心の狭い人間でスミマセン!(苦笑)

余談ですが…去年、奥さんがヒップを負傷した際
階段の昇降が何より辛かったらしいんだけど
勤務先では「2UP・3DOWN」が推奨されているため
「見た目」に負傷の様子(包帯や松葉杖など)が表れてないと
エレベーターが利用しにくかったようで
「妊婦さん用みたいなバッチが欲しい!」と申しておりました(笑)

優先座席に座っておられる「見た目」健康そうな方も
身体のご不調を抱えていらっしゃるのかも知れません

そうそう!先日、ついに奥さんは「こちら座って下さい」と
「譲られデビュー(笑)」を果たしたんですが
この突然の申し出に「何歳に見えたんだろう?」
「そんなに疲れた顔してたのかなあ?」と落ち込み…(苦笑)

もっとも奥さんは、その朝、前夜からの冷え込みで
玄関前が凍っていたのに気づかず
朝刊を取り出そうとして足を滑らせ、郵便受けにハグしたために(汗)
左胸を強打した後、倒れる際に左ひざも打ちつけ
しばらくは息をすることも出来ないくらいのダメージを受けていたんで

…崩れ落ちるように座らせて頂いたものの
あまりの衝撃に(苦笑)座る時にも、下車する際にも
席を譲って下さった若い女性にお礼を言うのを忘れていたらしく(汗)
次はチャンと「ありがとうございます」って言わないと…と猛省中
…って、ボクもいつか来るべき「デビュー」に向けて
心の準備をしておかないと…(苦笑)

それはさておき、ママさん達(元ママさん達も含めて)のご意見としては…
「赤ちゃんをレストランに連れて行ったり
満員電車にベビーカーで乗ったりすることは遠慮している」とか
「子供お断りの場があって当然
子育てしていたら、そういう所に連れて行きたいとも思わない」とか

「美術館やコンサートなど、子供の状態によっては
途中退館することも念頭に置いて来て欲しい
『親にも楽しむ権利がある』という声もあるが
それは周りに配慮した上で言えること」
…といった「親に問題あり」派の方がいらしたり

「泣いていい」マークのあるお店や
JR東海の子連れ専用車両「ファミリー車両」を利用
…といっても、後者は、夏休みや年末年始などの繁忙期に限られるため
普段は、授乳や体調不良の際に利用できる多目的室がある
東海道新幹線の11号車と、その隣の12号車を選ばれるなど

「ある程度の住み分けは必要」と
お考えになっている方も少なくないのかなあ
ならば、逆に「子供お断り」の方は
ファミレス同様、お避けになった方が良いんじゃないかと…?
実際に「子供の声が気になるので
公園や保育園などに近い所には住まない」とのご意見もありました

また「子供は泣くのが仕事」「子供たちの通学風景を見ると元気になる」
「『大人の世界』で、どう過ごすか?というマナーを
幼い頃から少しずつ体験して身につけることも必要」とおっしゃる方もおられ
「子供お断り」一辺倒ではないようですが

ただひとつ、前述の「バスの運転士さん」にしろ
苦情を受けた学校側や公園の管理側にしろ
いきなり「レッドカード」を出すというのは
どうも「先に謝る」体質の成せる業のような気が…?

いくら苦情があったからって
「先生が『公園でサッカーは止めて』と言った」とか
いきなり、公園の入口に「球技禁止」の看板を設置するとか
「文句言ったもん勝ち」みたいになってるし…

大正大学の白土教授は…
公園での禁止事項を書いた看板や注意書きが乱立するのは
そういう公園が住宅地にあって狭いという都市部ならではの事情が大きく

「近隣住民からの苦情を受け、自治体の公園担当が敏感に対応していることや
騒がしいと感じても子供や親に直接注意しないという住民同士の関係の希薄さ
また、子供が騒がしいと感じる、子供の声への抵抗力がない
単身者や昔に子育てを終えた高齢者が増えていること」を挙げられ

「苦情を言う人も、孫や知り合いの子供の声なら許せるはず
お互い様の精神がもっとあっていい
自治体は看板を立てるのではなく
住民同士の交流に力を入れるべきではないか」と指摘なさってますが

「苦情の内容」そのものよりも「苦情を言うこと」に
重点を置いてるんじゃないか?と思える方が増えているみたいで(汗)

先日の「すべらない話」で千原ジュニアさんが話されていたように
はとバスツアーでの「注意事項」のアナウンスの長さ
…全て言い終わった時には「埼玉に入ってた(笑)」…は
おそらく?クレームに対応するため、もしくはクレームを未然に防ぐため
どんどん項目が増えて行った結果でしょう(苦笑)

「背もたれを倒す時には、後ろの方に一声かけてから」といった注意は
どのバス会社の音声テープでも流れるくらいだから、ともかくとして
「ドリンクホルダーにペットボトルは入りません」やら
「ペットボトルを逆さに入れる際に
キャップをしっかりお閉めにならないと中身がこぼれてしまいます」やら

子供に言い聞かせるみたいな注意をされたら
「バカにしてるのか?」と、それがクレームになるんじゃないかと…?(笑)

奥さんも東京ドームシティでの甲斐バンドライブ参戦の時に
それまで聞いたことがないほど長いアナウンスを経験して
「アホみたいなクレームがあったのかなあ?」と呆れつつ
「それより運転に集中して!」と思ったんだとか…(苦笑)

余談ですが…バスだけでなく、飛行機や新幹線でも
座席の倒し方を巡ってトラブルが多発しているらしく
「頼んでも戻してくれない」「急に倒されてスマホが壊れた」などの理由で
乗客同士の暴力事件も起きている中

鹿児島交通のバス運転士さんが
「後ろの方が気になって、席を倒しにくいってことありますよね
後腐れのないよう、今一斉に倒しましょうか?はいドーン!」とアナウンス
もちろん、乗務マニュアルに書かれていた訳じゃなく

「倒す倒さないで揉めると
終点の福岡まで6時間ずっと雰囲気が重くなるので
声かけ役を一手に引き受けようと考えました」と運転士さん

イギリスには、座席倒しトラブルの多さに手を焼き
全席を倒せないように固定した航空会社もあるそうだけど(苦笑)
乗る側の快適さを始め、費用要らずな上に、旅の気分が良くなると
この運転士さんの対応に称賛の声が上がったらしい

でも…「座席を倒すと眠れない」奥さん
この運転士さんに対して、大いに言いたいことがあるみたいです(苦笑)
コメント
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