スマートフォンの話の続きです。
僕らの世代になると、今の携帯電話でも十分に使いこなしている人は少ない。携帯は電話とメールだけで、その他の機能はほとんど使わず、たまに写真を撮るぐらい…という人が大半である。だから、スマートフォンなどは、何か「おとぎの国の話」のような気がしてくるのである。
僕も、テレビや新聞、雑誌などで宣伝されているこの種のいろんな機器は、何度見ても覚えられない。スマートフォンやらアイフォンやらアイポッドやら、何がどうで、何がどう違うのやら、さっぱりわからない。第一、それで具体的にどういうことをするのかがわからない。「たぶん、ゲームとかが主なんだろう」ぐらいにしか考え及ばなかった。
しかし、いろいろ考えているうちに、今の携帯にも機能はあるが決して十分とはいえない日記帳とか、スケジュール表とか、浮かんだアイデアをすぐに記しておけるようなメモ帳とかの機能が、こちらのほうがはるかに優れているというのであれば、そういうものを一括して使いこなし、管理できたらいいなぁ~という漠然とした憧れはあった。ある時期はパソコンでそれらの管理をしていたが、いちいち起動しなければならないことや、ウォーキングなどで外出することが多いので、やはりすぐに閲覧や書き込みが出来て、持ち運びできるものであるほうが断然便利であることは間違いのないところだった。
先日のブログでも書いたけれど、退職してから手帳を使わなくなったので、自分の予定を書き込むのに、紙切れに書いたり、家のカレンダーに書き込んだり、携帯のカレンダーに打ち込んだり、など、やることがバラバラで、挙句の果ては予定を忘れてしまう事態を起こしたり…と、どうも最近は中途半端なことを繰り返している。
次々と出てくる新しい機械は、携帯電話よりもパソコン機能に近い…というのが何となくわかるようになってきた時点で、これまでの自分の諸課題を一挙に解決する「すぐれもの」ではないか…と、急にそれらに対する関心が高まってきたのである。といっても、それはわずか1ヶ月ほど前のことだったんだけど…
しかし問題も山ほどある。自分がそういう「新兵器」を持ったとしても、果たしてうまく使いこなせるのか? 無用の長物とはならないか? …と考えると、はなはだ自信がなかった。スマートフォンには携帯電話のようなキーボードがない。画面を指でタッチして操作するようなので、じゃぁ、文字入力もタッチパネルでやるのか…? そんな器用なこと、若い人でなければできないんじゃないか…? 買い換えたまではよかったが、いざ使おうとすると要領を得ず、逆にメチャメチャ不便になって元の携帯に戻ってしまった、な~んてことになれば、シャレにもならぬ。
何となく憧れを持ちながらも、元々機械音痴でこういうことに疎く、また飽きっぽいという自分の性格を知っているだけに、あと一歩を前に踏み出すのをウジウジとためらっていたのである。
そんなときにグイ~っと背中を押してくれたのは、ちひろさんのブログだった。
僕のこのブログにもコメントを寄せてくださるちひろさんが、最近、携帯が壊れたのを機にスマートフォンに買い換えられたとのことで、それをブログに掲載された。その記事を読んで、僕の中の「ウジウジ」が消えた。よっしゃ、僕もスマートフォンにするぞ~
お互いに携帯がauだったので、ちひろさんのスマートフォンもauである。僕はその真似をすればいいのだ、と思うと気が軽くなった。スマホを使ってこんなことも、あんなこともできる、ということも、ちひろさんのブログに書かれていた。
そのブログをご紹介させていただきます。
↓
http://namcleblog.blog88.fc2.com/
ということで…
14日の月曜日、スマホの説明を受けようと、近くのauの店に出向いたのである。