昨日、NHK総合テレビの夜7時からのニュースをかけていると、
そのまま7時半から「嵐の明日に架ける旅」という番組が始まった。
僕はそれをじっと見ていたわけではないが、テレビは消さずにいた。
今年も紅白歌合戦の司会をする嵐を、お年寄りにもアピールしよう、
…というような、そんな意図もあって製作された番組なのかもしれない。
ちなみに、うちのモミィは嵐の松本潤のファンである。
他の芸能人は知らないのに、なぜかマツジュンだけは知っている。
「わたし、アラシのマツジュンが好きやねん」などと言っているのだ。
ま、それはさておき、そのNHKの番組の中で、嵐の二宮クンが、
お年寄りに「嵐って知っていますか…?」と質問する場面があった。
「知ってますよぉ~」と、そのお年寄りは、笑顔で答えていた。
つまり、あなた方のことは知っていますよ~ということである。
う~ん。
もし僕が同じ質問を受けたら「知っていますよ~」とは言うけれど…
なにせヘソ曲がりな人間だから、そんなまともな返答はしませんね。
「嵐…? 知ってるわ。雨や風の強いことやろ」(そのままやがな~)
「嵐…? 知ってるわ。京都やろ。いま紅葉が綺麗やで~」(そら嵐山や)
「嵐…? 知ってるわ。E・ブロンテの小説。名作やネェ」(そら「嵐が丘」や)
…すみません。どれもつまらないですね。とほほ。
で、マジメな話、僕は「嵐」といえば、まずこの俳優のことが思い浮かぶ。
↓
嵐寛寿郎(あらし・かんじゅうろう)。
通称、アラカンである。
年配の人でこの俳優の名を知らない人はいないだろう。
どちらかといえば、僕の親の世代の頃の銀幕のヒーローだったけれども、
「鞍馬天狗」などは、幼い時の夢のような記憶が、今も僕の中に残っている。
ということで…
嵐といえば、何よりもまず嵐寛寿郎 → アラカンを思い出すのである。
でもなぁ。 アラカン、と言えば…
現代では、還暦前後の年齢の人のことを、アラカンなどと呼ぶようである。
アラフォーという言葉が流行したあとで、そんな派生語が生まれたのですね~。
早い話、今の僕自身が、アラカンと呼ばれる歳になってしまった。
アラカンが、嵐寛寿郎だったらカッコいいのだけれど、
還暦前後の年齢をあらわすアラカンとは、う~ん、なんだかねぇ…
おまけに僕は、すでに「後期」のアラカンに入っているわけだ。
アラカンを過ぎてしまったら、次は何と呼ばれるのだろう?
もうアカン…だったりして。