わが家のモミィは現在小学校4年生だけれど、
学校の勉強もどんどんむずかしくなっている。
ふだん、モミィの勉強は妻がみているのだが、
時々僕も、のぞいてみることがある。
教科の中でも国語や社会はまだ教えてやれる。
しかし僕の苦手の算数となると、なかなかむずかしい。
たとえば、もう整数÷小数…のような計算も出てきている。
この間は、1平方キロメートルは何平方メートルですか?
…という問題が、宿題の中に出ていた。
これはまぁ、1,000平方メートルだとわかるけれど、
次の問題が
1ヘクタールは何平方メートルですか?
…というものだった。
「え~っと、あぁ…わからへ~ん」とモミィが嘆く。
ふ~む…。
平方メートルとヘクタールの換算はどうだったっけ…?
僕も頭の中がこんがらがってくる。
仕方なく、手元の電子辞書で「ヘクタール」を引く。
「面積の単位。1アールの100倍。すなわち1万平方メートル」
…とあった。で、モミィにそう教えて何とか一件落着した。
その小学生の算数に関して、先日こんなニュースが報じられた。
神奈川県のある小学校でのこと。
モミィと同じ4年生の学級での話だ。
算数の時間に先生が、児童にこんな計算を見せたという。
18782+18782=37564
これがニュースになるのである。
さて、何でしょう?
語呂合わせというか、ダジャレというか、そんなものです。
18782は、「いやなやつ」と読めますよね。
「いやなやつ」+「いやなやつ」=37564…となる。
この37564を語呂あわせで読むと…
みなごろし…となるわけ。
つまり、この先生は授業中に黒板にこの足し算を書き、
「いやなやつといやなやつを足せば、は~い、みなごろしで~す」
…と言ったそうである。
児童が家に帰ってこのことを親に話すと、
親は「けしからん」と学校に通報。
学校側が詫び、その先生も詫びた…
…という話だが、これがTVのワイドショーで全国に報じられた。
この先生も、ほんのジョークのつもりだったのだろうけど、
日本全国にそのことが流れるなど、思いもしなかっただろう。
まあ、先生が「答えはみなごろしで~す」と言ったら、
僕らが子どもの頃なら、笑って済んでいた話だと思うのですが。
しかし今は違う。何かがあると、親が怒り、
それを受けて、メディアが大々的に報じる。
この先生は、案外茶目っ気のある人だったのかも知れない。
ブラックジョークを人に伝えたい気持ちも、わからなくもない。
でもね。それも、時、所、場合を考えて…のことでしょう。
小学校での授業中にそれを言ったのは、やはりまずかったですね。