昨日(3月10日)はモミィの公立高校の入試の日でした。朝、元気に出て行った姿を見届けて、ホッとしました。まずは体調万全の状態で試験を受けてくれることを一番に願っていましたから。
夕方帰宅した時「試験、どうだった?」と聞いたら、モミィは「いけたかもわからんし、あかんかったかもわから~ん」と、何の参考にもならない感想を述べ、「おやつ、何かある?」と、お菓子の棚をかき回したり、冷蔵庫をのぞいたりしていました。ま、相変わらず緊張感のかけらもありませんわ。
合格発表は18日で、まだ1週間先です。私立のほうが合格しているので、あの時ほど緊張はしませんが、それでも公立高校が第一志望だし、場所も近鉄南大阪線の沿線にあり通学も便利。やはりそこに合格してくれたら嬉しいです。ただ先日、新聞に大阪府下の全公立高校の出願状況が載っていたのを見たら、モミィが受けた高校は約1・4倍と割に高かったので、その辺がねぇ、どうなりますことやら。18日の発表が大いに気になるところです。
そして今日は3月11日。あの東日本大震災から10年が経ちました。震災が起きて2か月後の5月に、宮城県の名取市ほか数カ所、被災地を歩いたので、あの背筋が凍りつくような悲惨な光景が今も鮮明に頭の中に焼き付いています。
20歳の時の自転車旅行の折、北海道の帯広駅前で知り合った「新宿の大将」ことニシジマさんが、宮城県・石巻市へ行って結婚され、そこで花屋さんを営んでいたのですが、この震災と津波で店は全壊。それ以来、毎年この時期になるとハガキを送って来てくれます。今年も大将からのハガキが届きました。
ここに「命はてんでんこ」という言葉が出てきます。
意味がわからなかったので、ネットで調べてみたら、
自分の命はなんとしてでも自分で守れ。津波が来たら、取る物も取り敢えず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ。めいめいが一刻も早く逃げろ。
といったような意味だそうです。そしてハガキに書かれている「常に災害に対する準備と心構えが必要」ということにもつながるようです。あの日の大災害のことを、僕たちは決して忘れてはならないのだと「大将」からのハガキを見る度に改めて心に刻み込んでいます。
そして明日12日はモミィの中学校の卒業式です。保護者の出席は2名までOKということなので、僕たちも行きます。で、まさかジャージ姿で行くわけにもいかないので、長い間着ていないカッターシャツとスーツを引っ張り出し「試着」してみました。体型は昔とほぼ変わっていないのでスーツは着られますが、ネクタイのほうは…はて、結び方を覚えているかな? とちょっと不安に駆られながらやってみましたが、アタマで考えるまでもなく、自分の手が勝手にネクタイをつかみ、スルスルっと勝手に首に結んでくれました。
こういうのって、体が覚えてくれているんですよね。
ということで、
昨日・今日・明日の「のん日記」でした。
では、ごきげんよう。さようなら。