台風が心配される明日ですが、こちらはのんきに旅行記の続きです。
トレヴィの泉からまた歩き、次の目的地を目指しましたが、ローマの街は大阪市内のように東西南北はっきりしておらず、道はあちこち斜めに延びて迷路のようです。方角がわからなくなるので、地図だけでは頼りにならず、どちらが北でどちらが南なのかわかるように、コンパスも必需品です。
いい加減に歩いて行ったのですが、そのうちパンテオンに出ました。建築技術の優れた古代ローマを象徴する建物の一つなのだそうです。
パンテオン。
似たような建物がいっぱいあるので、帰ってからもう一度確認しましたが、
どうやらほんまもんのパンテオンでした(笑)。
次はローマを代表する広場で、古代ローマ時代の競技場跡が広場として改修されたという「ナヴォーナ広場」が近くにあるはずだったので、そちらへ向いて歩きましたが、どうも場所がわからない。
ローマの街はあちこちに機関銃を持った警察官のような人たちが立っていて、話しかけられる雰囲気ではなかったのですが、僕は勇気を出してその警察官の一人に近づいてナヴォーナ広場の場所を聞こうとしました。警察官は「近づくな」という表情をしたのですが、僕は近づいて行き、覚えたてのイタリア語で「ナヴォーナ広場はどこですか?」と尋ねました。警察官は知らんぷりをするのか、あるいは「うるさい!」と怒鳴るのかと思えば、左の方向を指さして「レフト」と、意外と親切に教えてくれました。ありがとさ~ん。
でもね。イタリア語で聞いても帰ってくる答えは英語なんですね~
ちなみに僕が言ったイタリア語というは、「ボレイ・アンダーレ・ナヴォーナ」でした。「ボレイ…」というのは「何々したいのですが」で、「アンダーレ」は「行く」で、英語の「go」です。簡単でしょ。
この言葉が、今回のローマ歩きでは一番役に立ちました。行く場所がわからなくなると、近くを歩いている人に「ボレイ・アンダーレ・〇〇」と聞けばいいんですからね~
しかし、空港、ホテル、食堂での注文や買い物などで、事前に勉強したそのイタリア語を使ってみたのですが、ちょっと困ったこともありました。つまりカタコトでもイタリア語を話すと、相手はこっちがイタリア語を十分使えるものだと思い、ペラペラペラと早口でまくし立てるのが多かったのです。むろん、何を言っているのやらさっぱりわかりませんわ。
なので、どちらかといえば、英語を交えながら、たどたどしく話す方が、会話はスムースに運ぶことも多かったですね~(笑)。
ナヴォーナ広場。ここは壮観でした。
20年前の旅行の時にも、ここには来なかったし。
それにしても、ローマのどこへ行っても機関銃を持つ警察官たちの姿があり、やはりここではテロを警戒しているんだなぁ、と実感しました。日本では考えられないですよね。
ローマやパリではスリや強盗が観光客を狙っているので十分注意すること、とガイドブックに書いていましたが、ローマはこの「機関銃警察官」がどこに行っても立っていたので、これはむしろ安心材料でした。
でもモミィはそれを見て「あれ、本物の機関銃やろ。怖いなぁ」と少々ビビッていました。そりゃそうでしょうね。本物の機関銃を、いつでも撃てるような恰好をした警察官があちらこちらに立っているんですからね。怖いといえば、怖いです。モミィも、日本がいかに平和な国であるかを感じたかもしれません。
*トレヴィの泉からパンテオンとナヴォーナ広場の位置関係です。
前回と同じ地図ですけど。
のんさん、イタリア語勉強した甲斐がありましたねー。
アジア人はあまり警戒されないのかな?警官に道を尋ねるのは日本では当たり前だけど、ちょおっとビックリしましたよ。親切に答えてくれて良かった!
ふむふむ、コンパスが必需品なんですね、あら、ジェラート美味しそう!なんて、私も一緒に旅の思い出を楽しんでいるところです。続き待ってますねー!
海外から帰るといつも「あぁ、日本が一番いいわ」と思いますもんね。
旅行中、警察官に道を尋ねたのはこれを含めて2度だけです。
やはり、近寄り難い雰囲気を漂わせていますのでね~
イタリア語ですけど、短い旅で本当に必要な言葉って、さほどありませんよね。
沢山勉強したんですけど、役に立ったのは数えるほどのフレーズだけ。
勉強し過ぎましたわ(笑)
みゆきさんも 「一緒に旅の思い出を楽しんでいるところです」 とのことですね。
楽しんでいただけて嬉しいです。では、これからもよろしくね~