中国には「春節」というのがあって、「旧正月」のようなもので、時期は今の2月。その時期に入った最近、中国には海外へ旅行する人たちが何十億人もいるということで、日本へも大挙して押し寄せるので、日本人観光客がこの時期は旅行を避ける…という現象も出ているそうです。
中国人といえば、マナーに関して強烈な印象が残っています。
ただ、これは1990年代の話なので今とは違うと思いますが、当時、北京へ旅行した時、それはそれはビックリの連続でした。マナーというか生活習慣が、あまりに日本と違い過ぎたのです。
公衆トイレでは「個室」を開けたまま、しゃがんで用を足している男性が何人もいた(一応、向こうの「個室」は、顏がこちら向きですが)。男子だけでなく、女子トイレでも開けたまましている人が何人もいた、と妻が驚いていました。
道を歩く人は所かまわず「カァッ~ペッ」と、タンを吐いてまわっている。
その「カァッ~ペッ」の音が実に大きいのです。
また、街を歩いているとあちこちで母親が、所かわまず子供におしっこをさせている。
僕がペットボトルに入った水を飲み終えると、そこへすかさず男が寄って来て、そのボトルをくれ、と言って持って行った。などなど…
バス停では、大勢の客たちが列を作らず押し合っている。見ているだけで怖い。バスが来たら、われ先にと乗車口にドド~っと殺到する。ますます怖い。一方バスの方も、客がまだ全部乗っていないのに途中でドアを閉めて発車する。見るとドアに挟まれながら、バスにしがみついている人たちもいる。ホントに、ホントに怖い。
また、
ある書店で本を買った時は、レジの女からお釣りをチャリンと投げて返された。普通、お釣りのコインをお客さんに投げますかね~
さらに、
あるレストランへ入った時は、ウエイトレスが僕らが座っているテーブルに、背後からお手拭きをポイポイと投げて行きました(投げるかぁ?)。
まぁ、それから30年ほど経っているので、今はずいぶん変わっていると思うし、日本へ来てもそんなマナーは悪くはないと思うけれど、この春節を迎えて、また日本へ多数の中国人観光客が来るだろうから、日本人観光客も春節の時期は出控え、それが終わって「中国人大移動」が一段落してから国内旅行に出ようという人たちが増えている、とテレビのニュースで言っていました。
そんなことで、中国といえば、その旅行の時のビックリ体験のことを思い出し、このブログにも何度か書いています(古い情報ですみませんけど)。
では、最後にこんなエピソードを。
これは中国にある楊貴妃の上半身裸の像です。
いつか、台に乗り、体をさわりまくる観光客たちの映像が、
ニュースで映し出されていたのを見たことがあります。
なんだかねぇ。
「あたしのところには来ないでよ」と、
パリの「ミロのビーナス」も心配している?
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