曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

映画「白夜行」を見た

2013-08-19 21:42:58 | テレビ・映画
BSで映画「白夜行」をやってたので録画して見ました。堀北真希が出てますからね。

原作は東野奎吾。僕は二回読みました。でも細かいところは忘れてる。

船越英一郎が刑事役。「二時間ドラマの帝王」が劇場用映画に出てるのが変な感じ。すげー違和感。

高良健吾が亮司役。上手すぎるほど上手いんだけど、この人がやると、どうしても不気味さの方が勝ったキャラになってしまう。

そして堀北真希が謎の美女、雪穂役。冷酷なキャラクターが本人の控えめな雰囲気と合ってる。が、原作の雪穂はもう少し、こう、雪女的な色気というか、妖気があったと思う。

まあ、色気でいえば衝撃的なシーンがあるんですけどね…。

原作では、雪穂と亮司の関係を最後の最後まで隠すというか、知らんぷりして終わるところがクールだったわけですが、この映画も子ども時代以外は隠しきっている。テレビドラマはそのへんが甘くて、いわゆる原作レイプでした。そういう意味では映画版は合格。

しかし、多くの人が言ってるように、最後の船越刑事の「お前の父親になってやる」にはドン引きしました。違和感を覚えながらも、二時間ドラマの帝王が抑えた演技でここまできたのに、最後に二時間ドラマになってしまった。あれはクールじゃなかった。

実の息子を亡くしてる事をもう少し匂わせつつ、最後まで控えめな演出で行って欲しかったね。


見どころの一つ、堀北真希のセーラー服姿。実際に高校生のころから制服でテレビに出ていたわけで、そのころと比べると大人が無理してる感じはありますが、これはこれでイイ。


お前の父親になってやる!
いや、なんなくていいし。


義理の妹に全裸で迫る問題のシーン。もちろん実際には全裸で撮影したわけじゃないと思いますけどね…。


雪女的な色気や妖気がないとか言ってるのはどこのどいつですか。
義妹さんが羨ましいですね。

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