曖昧批評

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日本シリーズ第4戦の感想

2015-10-28 23:59:01 | スポーツ


ホークスの先発は攝津。スワローズは館山。立ち上がり制球が定まらない館山、四球からピンチを招き、イデホの三塁強襲ヒットで先制を許す。さらに三回表、ヒットと四球二つで無死満塁。またイデホのタイムリー、細川も続いて4点を失う。4回裏、スワローズはバレンティンのシリーズ初ヒットを足掛かりに内野ゴロで1点を返す。スワローズ2人目の松岡が試合を落ち着かせたと思いきや、6回表、細川のソロを被弾して6-1と再び5点差に。その裏、バレンティンのヒットから攻めて無死満塁のチャンス。一死後上田のタイムリーで2点、川端の内野ゴロの間にもう1点追加。しかし、千賀、サファテのリレーで以降の反撃を断たれて敗戦。ホークスが日本一に王手をかけた。

野村克也氏が言うには、先頭打者を四球で出すと失点率7割だそうな。館山がいなかったら優勝していないし、それまでのチームへの貢献度も高いので彼を責めたくはないのだが、今日の敗戦の責任は館山にある。

初回の先頭打者に四球、柳田にも四球。走者をためてイデホ。まあ、この時は何とか1失点で凌いだ。問題は3回だ。全く修正できず、思ったところにコントロールできなかった。先頭打者、二人目の打者に四球。走者をためてイデホ…。

勝敗の分岐点というのも虚しいが、3回表の四球がなかったら、1点差なら何とかなったかもしれない。摂津も良かったが全ての打者が抑えられたわけではなく、今浪とバレンティンは2安打している。打線はそれなりに仕事したので、余計に序盤の無駄な失点が勿体無い。

肘が悪化したとかなら仕方ないが、肘はなんの心配もない状態だという。残念ながら館山がゲームを壊したと言わざるを得ない。今日はホークスに負けたというより自滅である。

6回裏、無死満塁で代打田中浩康があっさり三振したのも責めたい。外野フライでも一点の場面で三球三振。最後の球は外角高めに外したボールに釣られて振ってしまった。クライマックスシリーズからそうなんだが、田中浩康は大事な場面で逃げ腰で、早く打席を終えたいように見える。結果的には上田が打ってくれたが、浩康がもうちょっと粘っていたら、もっと点が入っていたかもしれない。

日本一になるには神宮で3連勝が必要だったが、早くも崖っぷちに追い込まれた。明日先発予想の石川が神宮を得意としているので、今日のような序盤の大量失点はないだろう。打線はそれなりに暖まってきたし、バレンティンがそれっぽいスイングになってきた(千賀の速球を打ち返していい角度のライトフライになったり)。福岡ではどうにもならないかもしれないが、まずは明日の勝利を。険しい道だが、一つ一つ勝っていくしかない。

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