曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

フジテレビ「アンダーウェア」(1~3話)の偏った感想

2015-12-01 22:27:17 | テレビ・映画
うちの奥さんが見てるのをチラ見した感想。

オーダーメイドの高級下着メーカーの新人繭子(桐谷美玲)が業界の荒波に揉まれて成長していく話。たぶん。繭子は基本繊維オタクだが、成長物語の主人公らしく、全方位に向けて張り切りすぎて失敗ばかりしている。

特に女性誌の編集長にはやられっぱなし。記事にしてくれとかタイアップとか持ちかけても、ケチョンケチョンにけなされて撃退される。

2つの出版社で雑誌やムックの編集者をしていた経験から言わせてもらうと、メーカーは出版社より立場が上だ。雑誌の売上は、半分以上が広告収入である。今広告を出してなくても、将来広告主になる可能性のある会社の社員を、あんなふうにコケにするなんて有り得ない。

少なくとも僕の周りでは、卑屈になるのは編集者のほうだった。僕を含めて。あんなに高飛車で、よく編集長やってるな、と思う。メーカーに嫌われたら、その雑誌は終わりだぞ普通。

繭子とバイトの男子が、ちょっといい関係になりそうになったが、女性用下着メーカーに勤めている男ってのはどうなんだろう。僕は新卒の時、ワコールに履歴書を送って落ちたが、はっきり言って下心だけで応募した。下着がどうのこうのではなく、ワコールは社員の9割が女性だったからである(当時)。

第3話の最後で、社長の大地真央がセカンドライン(量産品?)をやると決断した。成長ドラマの主人公らしく、何もかもが最後はうまくいくんだろう。少なくとも繭子にはあの編集長をギャフンと言わせて、メーカーと出版社の上下関係をはっきりさせて欲しい。第4話(最終回だよね?)を見るかどうかは分からんが。

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