曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

2001年の競馬場や池袋などwith RVP

2015-12-23 16:47:57 | カメラ


銀塩フィルムのデジタル化作戦第2弾。2001年頃の競馬場や池袋あたりを撮ったものらしいフィルムから比較的マシなものをチョイスした。

一本のフィルムでは24枚か36枚撮れる訳だが、一つのテーマ、一つの撮影地できっちり撮り終えるわけではない。でもデジタル化作業はフィルム単位。と決まってる訳じゃないが、その方がやり易い。結果、自分でもよくわからない複数のテーマの写真が、一つの記事の中にでたらめに混在することになる。

今回デジタル化したのは富士フイルムのベルビアというフィルムである。彩度が高く、どぎつい写真になりがちなフィルムだった。当時の僕は、パッケージの色に引きずられて、富士は青と緑が、コダックは黄色が綺麗に出るという程度しか考えていなかった。そこに登場した彩度激高を謳うベルビアは、画期的なフィルムだった。キツい色にしたいからベルビアを使おう、というように、撮影意図に合わせてフィルムを選ぶという発想をするようになったのである。



リバーサルフィルムは、現像に出すときに6コマごとに切って袋に入れる「スリーブ」と、一コマ一コマ切ってケースに入れる「マウント」のどちらかを指定する。僕は基本的にマウント派だった。マウントを外すと、このように、フィルムのイメージそのままの状態になる。「RVP」はベルビアを意味する記号。現像してしまうとフィルムの種類が分からなくなってしまうので、この記号で見分けることになる。


東京競馬場の監視タワー。


東京競馬場のメインスタンド。


多分池袋の住宅街。レアな車が見えたので、つい。


多分池袋のどこか。


池袋の銭湯。面白くない写真だが、懐かしがる人がいるかもしれないと思って。15年前の風景だからね。


これも池袋のどこかだと思われる。真新しい道路だが、今は15年ぶん年季が入っていることだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀塩フィルムデジタル化計画開始

2015-12-23 16:43:37 | カメラ
僕は銀塩フィルム時代から趣味で写真を撮ってきた。銀塩時代のほうが今より熱中していたくらいである。若かったし。

高校の写真部は基本的に白黒フィルムだった。学校の暗室(部室)で自分たちで現像し、引き伸ばしてプリントしていた。

それとは別に、カラーリバーサルフィルム(ポジフィルム)でも撮っていた。リバーサルは撮影意図がダイレクトに出るから面白かったし、勉強になった。たとえばせっかく露出補正で意図的にアンダーにしても、ネガカラーフィルムだとラボが勝手に適正露出にしてしまう。白黒フィルムは、撮影時の意図と関係なく自分で調整できすぎてしまう。撮影が一番楽しいのは失敗しても取り返せないリバーサルだった。後でかけるのではなく、その場でエフェクトをかけどりし、直せないヒプスタが好きなのも、リバーサルから志向が変わってないということなのかもしれない。

そんなわけで、我が家には撮影現像済みリバーサルフィルムがたくさんある。当時はニコンE990にフィルム撮影用アダプターをつけてデジタル化し、ホームページに掲載したりしていた。E990の画質では満足できず、ニコンのフィルムスキャナー、Coolscan IVを買ったが、猛烈にスキャン速度が遅くて使わなくなってしまった。そうこうしているうちにデジカメの画質が銀塩を追い越してしまい、僕自身もニコンD70を導入したことで、銀塩フィルムに関しては撮影もスキャンもやらなくなって今に至る。

しかし、ヒプスタはもちろん、VSCO、Instagramなど「アナログ写真の質感」とやらを再現するおしゃれ写真アプリが流行しているのを見てると、「いやアナログ写真はそんなんじゃねえ」「デジカメで写真デビューな奴が何言ってんだ」という気にもなるのだ。自分でもバリバリ使ってるくせに。

そういう今時のわけえもんは的な嫌なおっさんの意地みたいなのもあるが、外に撮りにいかなくても写真の記事が書けるじゃんってのもあって、さきほど押し入れの奥に埋まっていたリバーサルフィルムの山をサルベージしたのだ。

デジタル化の方法は、ニコンD7100+AFマイクロニッコール40ミリをスリックの三脚の複写用ポジションに固定、ライトビューワにリバーサルを置き、それを撮影する。


こういう原始的なスタイルで複写した。


撮影地は横須賀。時期は2001年。使用フィルムはフジクローム・プロビア100Fとフィルムのケースに書いてあった。


使用カメラはニコンF3。この日の横須賀行きは、レンズはマイクロ55ミリか35ミリF2を携行していたような気がする。


トリミング時に、わざとフレームを残してみた。アプリのエフェクトで追加された黒枠ではなく、本物だ。ヒプスタのSugarフィルムみたいだが。


はっきり言って解像度は高くないが、アナログの空気感は本物だからね。しつこいけど。


RAWで撮ってCapture NX-DでHDRを弱めでかけてJpeg変換。それをPhotoshopで角度調整(これが大変)、トリミングとリサイズした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする