熊本地震の速報枠が表示された状態での視聴だった。
信繁は秀吉が吉野太夫のところに行くのに無理矢理付き合わされる。秀吉は太夫に懸想しており、一晩だけでも共に過ごしたいなどと迫るが、やんわりと拒絶される。関白といえども祇園の太夫=京都の伝統的文化的権威を自由にすることはできないのだな。
面会を後回しにされてしまった上杉景勝は、秀吉を「会ってみたら、ただの騒々しいオヤジ」と評していた。
真田の郷では昌幸が「ここまできたらもう少し様子を見たい」と上洛を先延ばしにしていた。
作兵衛がスエに自分の乳を含ませてみた、などと変態的なことを言う。領主の若様の御息女におっさんの乳首を吸わせていいのか? だが、落ち込んでいる信幸は「やめたほうがいい」と普通に返した。
佐助が出浦氏と手品の練習をしていた。火遁の術の練習で庭が火の海になっているのに、凹んでいる信幸は無反応…というギャグ。
前の嫁との子供のDNA鑑定がなんとかで話題の大谷刑部愛之助吉継が登場。友情のために命を懸けた名将が彼でいいのか? この時点では目が見えるんだね。普通に顔を出していた。
その吉継が三成を「相手の立場が変わると態度が変わるが、本当はいいやつ」と爽やかな笑顔で言う。全然褒めてない。
福島正則も登場。いかにも脳筋・前衛ジョブって感じ。加藤清正も三成宅を訪れたが、映像としては先週の絵がもう一度出たのみ。あんたが作った城が、いま地震で大変なことになってます。
秀吉が景勝に真田に肩入れするなと命令。秀吉は基本命令口調。守護大名でも源氏の子孫でもない彼は、他の大名に対して丸め込むとかおだてるとか、ちょっと違う方法を使うような気がするのだが。しかも景勝を謙信の嫡男だと勘違いしていたし。
このドラマでは、神経衰弱で負けそうになったらぐちゃぐちゃにするとか、大野治長らしき人物と茶々が視線を絡ませているのをジト目で見つめるとか、天真爛漫天然ボケかつ猜疑心が強い人物として設定されているようだが。
検地についての会議にて。
秀吉「検地で何がわかる?」
秀次「いろいろなことがわかります」
三成「土地の値打ちを測ることができます」
秀次は秀吉に子ができたから邪魔にされて消されたと思っていたが、アホの子だからかもしれん。
利休が桂三枝。微妙に関西イントネーションなのはいいのか?
豊臣家の一族の団らんシーン。おっかさんが汚かった。イメージ通りだけど。そして、そこだけしか映らないので、大坂城の巨大さとか豊臣家の兵力とかスタッフ数は脳内で補完。そこだけ見ると、ただのファミリー団子パーティー。