曖昧批評

調べないで書く適当な感想など

「真田丸」第39回「歳月」の感想

2016-10-03 19:05:00 | 大河ドラマ


九度山に信之が訪ねてきた。犬伏の別れが最後で、後は大坂の陣の勧誘の時まで顔を合わせないのかと思っていたのだが。

真田昌幸著「兵法奥義」は、図形だけで兵法を表現したもので、文字が一切なかった。

信之「凡人の俺には理解できん」
信繁「父上らしいといえば父上らしいのですが」
信之「全部こんな感じか?」
信繁「全部こんな感じです」

信繁一家は、心配する信之に対して口々に「満ち足りている」という。きりは裁縫教室、佐助は忍者教室をやっていて、それなりに充実しているらしい。

というのは表向きで、兄と三十郎と3人で飲んでいるときに、実は金がなくてかなりヤバいと白状した。そういえば、飲んでいた酒がすぐになくなって、補充がなかった。

なんとかすると約束してくれた信之だったが、送られてきたのは蕎麦の実ばかりだった。蕎麦屋でもやればいいじゃんと思ったが、ナレーションによると、細く切った蕎麦が普及するのはもう少し先らしい。

江戸では薫さん、松さん夫妻、稲さんが初期参勤交代の人質になっていた。人質だというのに、それなりに楽しそう。昔公家衆にもらったという扇子を見せびらかしたり、夫・昌幸に対するノロケを披露して薫さんナレ死。

蕎麦がきの商売に失敗したりしている信繁を、佐助は歯がゆく思っている。「あの人が本気出すなら、俺、(家康の暗殺でもなんでも)やりますよ」「あんなクソ面白くもない兄貴がいい思いしているのに」と、珍しく本音できりに語っていた。きりにまた絵を見せて、いい感じに持ち込もうとしているのかと思ったのだが。ていうか、佐助は信之のことをそういう風に思っていたとは。

嫡男大助を高梨内記が傳役として鍛えることになったが、ひたすら碁を打つだけだった。しかもほとんど内記が勝つ。剣や槍の修行はしなくていいんだろうか。大助は大坂の陣で父と一緒に出撃すると思うのだが。

ヤンデレの春さんが、またおかしくなって障子に穴を開け、きりがついに腹を割って話をする展開に。源次郎の子を生みたいと思ったこともあったが’(やはり…)、今はもう菩薩の境地である。それで納得したのか、私のためにいてくれと真田紐をひっぱって和解。

真田紐のアイディアを持ち込んだのは意外な人物だった。秀次の子で、信繁の側室ということにしてルソンににがした「たか」さんだった。たかさんは、関係を問われて「側室です」と答えて信繁に襲いかかり、またヤンデレ春さんが火箸を握り締めて不穏な雰囲気になるというラブコメ的展開もあり。

売れた描写はなかったが、真田紐は売れたらしく(契約金が入ったからかも)、食事が豪華になった。そうこうしているうちにまた歳月が流れ、ある夜、明石全登・・・だと思うのだが、元宇喜多家の家臣がやってきて、「お迎えに上がりました」と。分かっていたが、ついに大坂勢のスカウトが来た。と同時に、信長の野望やってて名前だけはいつも見かける覚えやすい明石全登ってここで出て来るのか、と自分の中で何かが繋がったような気がした。

「これからの真田丸」で、信繁の赤鎧姿が初登場。「負ける気がしない」とか言ってた。そんなに自信があったのか。意外だ。そして、次回第40回のタイトルが「幸村」だ。改名するのだろうか。いろいろと、ついに、いよいよ、という感じで盛り上がってきた。

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